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二級建築士試験2022ブログ講座⑦(2021年試験問題解説)

2022-03-14 09:15:14 | ビジネス・教育学習
2021年(令和3年)の試験問題解説を軸に、過去の出題傾向を踏まえて、重点事項と出題予測推論を加えて解説していきます。
 試験問題については、「公益財団法人 建築技術教育普及センター」のホームページで公開されていますので、そちらを参照してください。直接アクセスできるように、アドレスを記載します。 2k-2021-1st-gakka1_2.pdf (jaeic.or.jp)
 なお、アクセスできない場合には、「公益財団法人 建築技術教育普及センター」ホームページから、次の手順で入ってください。
①資格試験⇒②二級建築士⇒③(1-6)過去の試験問題等⇒④学科の試験すると、マトリックスの表が表示されますので、
 「令和3年 学科Ⅰ及び学科Ⅱ」と「合格基準点⇒正答肢等」を参照してください。

〔No.8〕構造強度の中で、構造計算に関する規定を問う問題で、誤っている文章を問います。
1.正しい。令37条:構造部材の耐久性に関する、材料基準の問題で、条文を参照すれば、比較的常識的な設問であることが理解できます。
2.正しい。令39条1項:前肢問同様に、構造部材としての基本的な技術基準を問う問題で、同じく、ここ数年の新しい出題傾向で、構造計算に必要な基本事項として、複合問題
 での出題が、今後予測できる部分だと推察しています。
3.誤り。令82条二号表:地震力は、短期の応力度を計算する場合に考慮し、長期の応力度を計算する場合には考慮しなくてもよい。構造計算に使用する、長期荷重と短期荷重
 の組み合わせを問う問題で、構造計算の問題では、このような、表で整理されている荷重、応力度に関する内容が、重要事項として、正答の肢問として出題される傾向があり
 ます。
4.正しい。令85条3項:表の荷重や教養応力度の数値以上に、このような別建ての特記事項のような部分があります。表の数値以上に、試験問題で出題されやすい事項です。
5.正しい。令129条の2の3第三号:少々、記載条文を探すのに苦労するかと思いますが、建築設備に関する技術事項であることに着目すれば、法令集の政令の目次を活用し
 て、条文検索に、そんなに時間は要しないと思います。

【蚯蚓の戯言(構造計算)】
◇構造計算分野での問題ですので、表で整理されている荷重、許容応力度の数値を問う問題が主流です。
◇加えて、特記事項的に例外措置の計算方法が挿入されている部分には、重ねて注意です。
◇令85条3項の倉庫業を営む倉庫の積載荷重に床の数に応じて減ずる措置には、最低数値を決めている。
◇最後に気にしている事項は、H30年出題の、構造計算を要する建築物(法20条)を求める問題です。
◇それ以上に、H24出題の、それに適合判定(法6条の3)を加味した問題です。
◇さすがに適合判定まではと思いながらも、新鮮味のある問題となると、構造計算では、この部分では?

2022年3月14日 by SHRS(シュルズ) 建築基準適合判定資格者、一級建築士

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