再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

政府の原発事故収束宣言発表に想う

2011-12-18 10:02:14 | ニュース
一昨日、政府が福島第一原子力発電所の事故において、原子炉の冷温停止状態を目指していたステップ2が達成されたとして、その事故収束の宣言を行った。

ただし、まだ原子炉内でメルトダウンした核燃料や建屋内に保管されている使用済み燃料などについては、その詳細な状態は把握しきれていないようである。

このようなまだ不安が完全に払しょくできていない状況での宣言について、国内のみならず海外メディアからも、批判が噴出しているようである。

細野原発担当大臣は、今回の宣言は決して政治的なものではなく、科学的に十二分に検討した上のことであると強調していた。要は、今後何か不測の自体が起こったとしても、二重三重の備えによって再び放射能を周辺に撒き散らすようなことはないという判断によるとのことである。

日本の一国民として、またこの問題については、まったくの一傍観者でしかない自分自身の立場からは、この度の政府の判断を信じ、現場で必死に作業をされている方々への尊敬と感謝の気持ちを表すしかないと思っている。

原発事故で避難生活を余儀なくされている方々や海外からのある程度の批判は許容せざるを得ないかもしれないが、少なくとも国内の大半の傍観者からは、政府への批判ではなく、もっと温かい応援と支援であるべきではないか。

政府も現場も、自分達のためというよりも、われわれ日本人全体の尊厳と生命の安全のために日々努力してくれているのだから。そして、今後何十年もこの重荷をわれわれ日本人が皆で背負っていかねばならないのだから。

いろいろ不確定で不明瞭な点を突いて批判することは比較的容易なことである。また、批判することで、より安全性や除染活動が促進されるのであれば良いが、そうでないのであれば、今はその時ではないのではないか。

信じて託し、そして祈る!

一日も早く、被災された方々の平穏な日々が戻ることを祈りたい。