善通寺には2か所の西行庵があります。
古い昔からどっちが本物なのか、或いはどっちも本物なのかいろんな説があります。
ちなみにどっちも偽物というのはないですからね。
わたしはどっちも西行が仮の住まいとしていたところだと思っています。
『ねがはくは花のもとにて春死なむ
その如月の望月のころ』
私の大好きな歌です。
桜の季節が来るといつも胸を過ります。
実際に西行は旧暦2月16日に亡くなられたということですので、ある意味大願成就。
もう一つ、出釈迦寺に近い水茎の岡の庵のそばにある芋畑で芋を掘り返しているところを農夫に咎められ、とっさに詠んだのが
『月見よと芋の子どもの寝入りしを 起しに来たが何か苦しき』
芋名月に託けて、苦し紛れに詠んだのがこの歌。
(人によっていろんな解釈がありますが)
ぐっと身近に感じられる大好きな歌です。
『月見よと芋の子どもの寝入りしを 起しに来たが何か苦しき』
芋名月に託けて、苦し紛れに詠んだのがこの歌。
(人によっていろんな解釈がありますが)
ぐっと身近に感じられる大好きな歌です。
もうすぐ、西行忌。
今年こそ、山里の西行庵を訪ねてみます。
玄米団子も忘れずに( *´艸`)