1909年8月26日、ドイツの小学校教師だったシルマン氏は生徒たちと遠足に出掛け、
大雨で雨宿りした学校で一夜を過ごすことになったそうです。
その経験から創設したのが簡易に宿泊できる「ユースホステル」を創設したそうです。
私も40数年前の高校一年の夏休み、どうしても四国を自転車で周りたくなり、
通学自転車に着替えを詰め込んで善通寺を出発しました。
初めて泊まったユースホステルがどこだったのか覚えてないけど、
古い旅館のようなところで、3人の大学生と相部屋だったことだけ覚えています。
夏バテ防止にとウイスキーのポケットボトルに入れた梅酒を飲んでいたら
「ユースホステルは飲酒禁止だぞ」
と学生の一人から注意されました。
「あ?これ、梅酒ですから」
後から考えれば梅酒もアルコールに変わりないけど、
理屈にならないその一言で、夏バテ防止の梅酒ならいいのかなあって雰囲気に。
もう一本持ってたボトルを差し出したら
「ありがとう」とすんなり受け取って、
みんなでチビチビと楽しい初ユースホステルの夜でした。
結局、高校時代には10数件のユースホステルを周ったのだけど、
どうしてなのかわからないけれど、
愉快でちょっとスリルでワクワクした一人旅も高校時代で終わりました。
不思議の世界はハイスクール時代にしか味わえないのかもしれません。
ちょっとぐらいズレたってそのときしか楽しめない時間があるのなら、
その時その時を一生懸命楽しまないともったいないですね。