4月のことですが、モリエ米店にとっては師匠とも言うべき徳島の友人が、
胃の全摘手術を受けました。
手術は無事成功したのですが、さすがに全摘ですので、
手術を受けた徳大から徳島市内の病院に術後のリハビリのために継続して入院中です。
早く見舞いに行きたかったのですが、
6月になってやっと時間が取れたので、車を飛ばして行ったわけです。
思っていたよりも元気そうで、少し安心できたのですが、
あまり長居も出来ませんので、4・50分ほどで切り上げると、
時間を持て余してしまいました。
そういえば、鳴門に世界中の名画のコピーばかり集めた美術館があったなと思い出して、
帰りに寄って見ることに。
いやぁ、驚きました。
ボンカレーの大塚が作った美術館というか、
美術テーマパークみたいなその建物の広いのなんのって、
わけがわかりません。
入場口を入ると、すぐに長いエスカレーターがあり、
20mほど上ったところが地下3階の総合案内ロビーです。
じゃ、道路沿いの入り口はいったい何階なんだ。
しかも、案内パンフを見ると、地上2階、地下3階だって。
そんな途方もなく広い館内に1000点以上の陶板コピーが展示されている。
陶板だから、当然質感は別物だけど、すべて原寸で作られているので、
画集で見るのとは迫力の違いに息を呑む。
ただ、胃の全摘の友人の見舞いの後でレンブラントの解剖学講義の絵は、
ちょっと痛かったです。
でも、ルノアールやマネの絵の中に私が書かれているのは一番の驚きでした。
(ウソです。これじゃ、「笛を吹く少年」じゃなくて、『法螺を吹く中年』です。)
偉大なる作品のコピーにちょっといたずらしてみました。
巨匠たち、ごめんなさい。