I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

皿山公園のハナショウブ

2009年06月05日 | 長崎県北部のお話

ハナショウブがそろそろ見頃かなぁ~と思い、佐々町にある皿山公園を訪れてみました

思ったとおりハナショウブは満開 老人ホームのお年寄り達がたくさん来られていて、園内に咲く花々を楽しそうに観賞してされていました。美しい花を見ると心が穏やかになるのは、私だけではないようです。

例のごとく、ハナショウブ以外にもステキな花々を発見しましたよ~

まずはオトギリソウ科のキンシバイ(金糸梅)。花の形が梅に似ていて色が黄色いことからこの名前が付けられたのだとか。中国原産で江戸時代の宝暦10年(1760年)に渡来したと言われているそうです。花があまり大きく開かないのが特徴です。

こちらはキンシバイの園芸品種で、タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)。 あまり花が大きく開かないキンシバイに対して、その名の通り花びらが大きく外側に開いています。どちらもめしべの形が可愛らしいんですよ~

こちらは言わずと知れたアジサイですが、厳密に言うと西洋アジサイ。日本古来のアジサイはいわゆるガクアジサイで、それがヨーロッパで改良されて逆輸入されたものがこの球状のアジサイなのです。今ではアジサイといえばこちらの方がメジャーですけどね。

お次はミズキ科のヤマボウシ(山法師)。5月の頭頃、咲き始めは薄緑色だった花(厳密には総苞。カラーやドクダミの白い部分と同じ)は真っ白となり、今もなお美しく咲き誇っています。

おしべが長く伸びているのはスイカズラ科のスイカズラ(吸い葛)。名前は昔花を加えて蜜を吸っていたことからに由来するのだとか。砂糖のない頃の日本では砂糖の代わりとして用いられたんですって。よほど蜜が甘いのでしょうね。

少し公園から離れますが、展望台へ行く道の途中にユキノシタ(雪ノ下)の群生を発見

先日も紹介したとおり本当に小さな小さな花ですが、よくよく近づいて見るととても可愛らしい姿をしています。花は大の字で、上三枚の花弁にはピンク色の模様があって……あれ?そういえばこの模様、前回見つけたユキノシタと少し違うような…。

こちらが波佐見町で見つけたユキノシタ。あ!模様の色が違う!こっちは黄色だ~!よくよく調べてみるとこの黄色い模様のユキノシタはハルユキノシタ(春雪ノ下)と言って別の種類でした 分布は関東~近畿らしいのだけど、なぜ波佐見町に!?不思議だ~

こちらは菖蒲園の水路にいたマガモのオス(右)とメス(左)。植物ではないけれど後姿が可愛かったので隠し撮りさせてもらいました。お尻をふりふりしたり嘴で背中をつついたり、愛嬌たっぷりのマガモ達です。

長崎県内の菖蒲園は今どこも見頃を迎えているようです。こちら皿山公園のハナショウブはすでに枯れかけているものもあったので、観賞したい方はお早めにどうぞ~