I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

手作り梅ジャム

2009年06月10日 | 手作りのお話

野母崎の松尾さんからたくさん梅を送っていただいたので、届いたその日に早速梅ジャムを作ってみました♪ 初めて作ったわりに上手にできたので、今回はレシピを紹介したいと思います

材料

 梅 1kg 
 砂糖800g(梅の80%くらい)

作り方

 ①梅を流水でやさしく洗って、竹串などで1つずつへたを取る。

 ②土鍋に梅とひたひたの水を入れて中火にかけ、手でゆっくりかき混ぜながら満遍なく火を通す。
  手で熱さを感じるくらいになったらお湯を捨て、これを3回繰り返す。

 ③3回茹でこぼしたら梅をざるに上げ水気を切る。

 ④梅が柔らかくなっているので手で中の種を取り出す。果肉を皮ごと包丁で叩いて裏ごしし、果肉と果汁のみにする。

 ⑤果肉と果汁を土鍋に戻して3分の1の砂糖を入れ、よく混ぜ合わせて中火にかける。

 ⑥泡が立ってきたら残りの半量の砂糖を入れ、焦げないように木べらでゆっくりと混ぜながら5分間煮る。
  灰汁は丁寧に取る。

 ⑦残りの砂糖を入れさらに15分ほど煮詰めて、色が透明になりどろっとしてきたら出来上がり。
  冷えると固くなるので「少し早いかな?」と思うくらいで止めるのがコツです。
  (*砂糖の量はお好みで加減してくださいね)

 ⑧熱いうちに清潔な保存ビンに入れて完成
  
  
長い間保存する場合は、2cmほど水を張った鍋に梅ジャムをビンごと入れ、
  
軽く蓋をして5分ほど沸騰させ滅菌した後、取り出して蓋をしっかりと閉める。
  しばらく放置して、ペコッと音がしたらきちんと密閉されたサイン。
  これで長期保存が可能だそうです。

梅ジャム作りは初めての試みでしたが、自宅にある道具で簡単に作ることができました。梅は酸が強いため、たいていのレシピにはホウロウの鍋を使うように書いてありますが、うちみたいにホウロウの鍋がない場合はわざわざ買わなくても土鍋を使えばOKです。梅ジャムは甘酸っぱいので、疲れたときに食べるとスッキリして元気が出そうですよ。パンはもちろん、ヨーグルトにもピッタリです。あちこちに梅の実が出回るこの季節。皆さんも爽やかな風味の梅ジャムを作ってみませんか?


テイカカズラ(定家葛)

2009年06月10日 | 植物のお話

大村公園の傍らで可愛いらしいツル植物を発見しました 小さな花が無数に付き、五枚の花びらはまるで風車のように少しねじれています。これは一体何という花なのでしょう? 

家に帰って調べてみると、この植物はキョウチクトウ科のテイカカズラ(定家葛)であることが判明。花がプロペラ状になっていて、左回りにねじれているのが特徴ですが、おもしろいことに、同じようにプロペラ状になっているキョウチクトウ(夾竹桃)の花のねじれは右回りなんです。おなじキョウチクトウ科なのにねじれ方は逆なんですね~。名前の由来は鎌倉時代の歌人である藤原定家(1162~1241年)から。式子内親王を愛した定家が、死後も彼女のことを忘れられず、このテイカカズラに生まれ変わって、彼女のお墓に絡みついたという伝説からきているそうです。女性にまつわる生まれ変わり伝説(宇久島の蘇鉄伝説など)は各地でよく耳にしますが、男性が女性のことを想って植物に生まれ変わる伝説は初めて聞いたような気がするなぁ。

この花のもう1つの特徴は、咲き始めは色が白く、終わりに近づくと黄色に変わるところ。花びらも白いうちは細いけど、黄色になるとしっかり開いて大きくなります。ジャスミンに似た甘い香りがするので、見つけたら香りも楽しんでみてくださいね