I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

大村公園のハナショウブ

2009年06月09日 | 植物のお話

県内では最大規模の菖蒲園がある大村公園に行ってきました~

こちらの菖蒲園の特徴は、ハナショウブが伊勢系肥後系江戸系の3系統に分かれて植栽されているところ。正直に言うと公園で見たときは違いがよく分かりませんでしたが、家に帰って調べてみるとそれぞれの特徴が見えてきました。

伊勢系
 草丈は3系統の中で最も低く、優美で女性的。花弁は大きく垂れる。

 

肥後系
 室内観賞を目的に改良された系統なので、大輪で風格があり豪華。花弁は広く重なりゆったりと垂れる。

江戸系
 
群生の美しさを観賞するための系統なので、平咲きのものが多く、草丈も高い。

どうです?違いがわかっていただけましたか?例えるなら、伊勢系は「清楚な大和撫子」、 肥後系は「セレブな独身男性」、江戸系は「某国の美女軍団」みたいな感じかな(笑)。ちなみに私のお気に入りは伊勢系です。どちらかと言えばシンプルで、色合いが優しく、スッキリとした佇まい。そんな女性に憧れを抱いている私としては伊勢系がNo1!

花がらを摘む人たちは景観を乱さないためか昔ながらの格好で(茶摘みスタイル?)せっせと仕事をしていました。確かにジャージとかだったらちょっと興ざめですもんね~ 

大村公園のハナショウブの見頃はおそらく今週いっぱいくらい。先週末でも少し満開の時期を過ぎていたようなので、まだ見に行ってない方はお早めに~

 

大村公園

場  所:長崎県大村市玖島1丁目43番地
駐車場:あちこちにたくさんあり