柚木ほたるの里付近の道路沿いに真っ白な花をたくさん咲かせている木を発見 落ちた花がアスファルトを真っ白に染めて、まるで花の絨毯のようです。これはいったい何と言う植物かしら?どこかで見たことがあるけど…
これはトウダイグサ科のアブラギリ(油桐)という中国原産の落葉高木。名前は葉の形が桐の葉に似ていて、種子から油が採れることに由来するのだそうです。採れた油はかつては塗料や油紙などに使われていたそうですが、現在はこれによく似たシナアブラギリ(支那油桐)の油を使っていて、こちらは中国などから多く輸入され、家具の塗料などに用いられるのだとか。ちなみに台湾では「桐」という字はこのアブラギリのことを指し、台湾の代表的な植物でもあるんですって。同じ漢字でも国が変われば違う植物を指すんですね。
アブラギリの木の下に立っていると、上からこんなに可愛らしい花が次から次へと降ってきます。なんだかシアワセ~
こちらは今年5月5日に嬉野の轟の滝公園で撮影したシナアブラギリ。見たことがあると思ったのはこちらの方でした。花期は一ヶ月ほど早く、花も一回り大きいようですが、こちらもアブラギリと同じように花ごと散るので木の下は一面お花畑のようになるんですよ。どちらもkero-keroお気に入りの植物です。アブラギリの方はまだ県道53号線沿いの川谷トンネル付近に咲いていますので、柚木⇔三川内間を通るときはちょっと気にしてみてくださいね