I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

猿葉山神社その1(長崎県雲仙市千々石町)

2011年04月05日 | 桜のお話

なかなかおもしろい桜スポットを発見しました~ その場所は雲仙市千々石町にある猿葉山(364m)というところにあります。先週の土曜日、旦那さんの両親と4人でお祖母さんのお墓参りのため加津佐町に行ってきたのですが、その帰りに千々石付近で山の一画がピンク色に染まっているのを発見 あれは桜の花に違いない!と踏んだ私は、3人の了承のもと、猿葉山へと車を走らせました

こちらが猿葉山公園の桜です。なかなか見事でしょう これらの桜は宝くじの益金で植えられたそうです。たくさんの桜の木を植えるなんて、なんとも粋な使い方ですよね~

私と同じB型のお義母さんは何にでも興味津々で、いつも私の思いつきの寄り道を楽しんでくれます お義父さんと旦那さんはどちらかと言えば直行直帰タイプなので、半ば強引に連れてこられたという感じですけどね(笑)。公園の標識によると、ここから猿葉神社までは300mとのこと。長く階段が続いているので、足の悪いお義母さんと旦那さんは少し登ったところで桜見物と写真撮影を楽しみ、その間に山中の神社仏閣に目がない私は、猿葉神社まで駆け足で登ってみることにしました

斜面一帯には遥か昔に火山が噴火して転がってきたと見られる大きな岩がゴロゴロ転がっていて、その隙間に桜の木が植えられています。これまでに見た桜スポットにはない光景がそこには広がっていました

中腹にさしかかってくると、次第に桜の数が少なくなってきました。ふうふう言いながらふと後ろを振り返ると、橘湾と小浜の街が見えたのですが、急いでいたのであまり景色を楽しむ余裕はありませんでした。写真撮影もほどほどに、スピードダウンしながらも、さらに神社へ続く階段を上って行きます

階段を400段ほど上ったところで、ようやく真っ赤な鳥居が現れました~

さらに階段を上り詰めると、等身大ほどもあるお馬さんの像が奉納されていました

人っ子一人いない神社の境内はしーんと静まり返っていて、ちょっと不気味な雰囲気が漂っています。なんか視線を感じるなぁと思ってふと顔を上げると、なんと岩上からお不動さんが私を睨みつけているではありませんか 周りに誰もいなかったので、それに気づいた時はちょっと怖かったです

登り口には『猿神社』って書いてあったけど、いつの間にか『猿神社』に変わってる いったいどちらが本当なんだろう?

お稲荷さんの奥には獅子狛さん。ご神体はSECOMばりにがっちりとガードされています

ようやく猿場神社に到着~ずーっと階段ばっかりだったので、結構しんどかったです  600段近くはあったかなぁ? ではでは、さっそく頂上からの景色を拝ませていただくとしましょう

こちらが猿場神社からの景色です 木が生い茂っていて(随分伐採されてはいましたが)あまり視界は開けていませんが、橘湾の美しい景色を一望することができました しんどかったけど、ここまで上ってきてよかった~ お義母さん達にもこの景色を見せてあげたかったなぁ。あれ?そういえばお義父さんはどうしたんだろう?なんか途中から姿を見かけなかったような…

このお話はまた次回に


八郎岳登山その6(長崎県長崎市三和町付近)

2011年04月05日 | 山のお話

お昼ご飯を食べ終えた後、付近を散策していると、いろんなものを発見しました

まず目についたのはこちらのワラビ。乙女峠一帯はワラビの宝庫で、もう少し温かくなると辺り一面にワラビが生えるのだそうです。

こちらは野生のグミ。これから実が赤くなるのですが、野生のグミはとても渋くてあまり美味しくはありません

こちらはマムシグサ。まだ葉っぱが開く前の赤ちゃんマムシグサです。花のように見えるのは仏炎包(ぶつえんほう)といって、厳密に言うと花ではありません。よくお花屋さんで見かける真っ白なカラーと同じサトイモ科の植物で、仏炎包の色が緑色のものがカントウマムシグサ、紫色のものがムラサキマムシグサというそうです。ここは関東じゃないけど、仏炎包が緑色だから、これはカントウマムシグサかな?

足下に注意しながら歩いていると、たくさんのシカの糞を発見しましたちょうど大豆のような大きさで、匂いはほとんどありません。この辺りにはキュウシュウジカが多く生息しているらしく、運が良ければ昼間でもシカに遭遇することがあるそうです。この辺りにそんなにたくさんシカが生息しているなんて、今まで知りませんでした

13:17

しばらくの間、乙女峠で鶴達が飛翔する姿を期待しながら待っていたのですが、残念ながらこの日は見ることができませんでした ま、最初から何でもうまく行くことなんて滅多にないので、それはそれでよしとしましょう!楽しみは後にとっておくものですしね チャンポン食べてお腹も満たされたことだし、そろそろ山を下りましょう

なんとも立派な樹木を発見 たくさんの幹が天に向かって放射状に伸びています。地の底から湧き出るような力強さを感じるなぁ

長く伸びた蔓もたくさんありました。

「ターザンロープみたい!」と言って、ねじねじの蔓にぶら下がるお茶目な副隊長S先生。私たちに時々見せてくれる少年に戻ったS先生のお姿です

13:46

しばらくすると遠くの方から水の音が聞こえてきました。その音が徐々に近くなり、辿り着いたのはいくつかの小さな滝が流れる水場。

どこからともなく湧き出る透き通った水がとっても清々しい。水の音ってなんでこんなに癒されるんでしょうね~ この辺りの空気に触れていると、身も心も内側から潤ってくるような感じがします

ギシギシギシ…コンコンコンコンコン…

なんだかカエルの鳴き声のような、キツツキが木をつつくような、不思議な音が聞こえてきました。一体何の音だろうと思ってよくよく耳を澄ませてみると、カエルでもキツツキでもなく、長く長く伸びた杉の木同士が上の方で絡まり合って、それが風に揺られて不思議な音を奏でているのでした。森の中ってとっても静かだから、五感が研ぎすまされて、普段は気にならないような音が聞こえてきたり、目にも留まらないような小さな植物が目に入ってくるものです。この感覚が私にはたまりません

人工的に積み上げられた石垣を発見 奥には窯のようなものも見えます。炭焼き窯の跡かな?

13:54

登山口まで下ってきました~ 隊長N先生のポリシーで、行きとは違う道を下ってきたので、最初から最後まで楽しみどころ満載の素晴らしいルートでした

市民農園まで帰ってきました。余談ですが、この農園、なんと年間3000円で借りることができるのだそうです。諫早方面にもこんな農園があればいいのになぁ。

14:04

スタート地点である駐車場まで戻ってきました~ 今回は休憩時間も含め約5時間の登山でした。前回の宝満山登山の時と比べると、足の疲れもほとんどなく、ほどよい疲労感が残る程度だったような気がします。駐車場で各自整理運動をして、後は例のごとくお風呂へGO 今回は三和町にある健康づくりセンター内にある大浴場『阿池姫の湯』に行ってきました。入湯料は300円で、なんとサウナも付いています!登山の後、お風呂にゆっくり浸かって疲れた筋肉をもみほぐしてやると、翌日はほとんど疲れが残りません ここまで考えて下さるところが隊長N先生のすごいところ。私たちが楽しく山を登ることができるのは、毎回細かなところまで気を使って登山計画を立てて下さる先生方のお陰です。今回も本当にありがとうございました

なんと、今年度はすでに月一回の登山計画が立てられていて、その計画表を見てワクワクせずにはいられませんでした 今年度もできる限り参加させていただこうと思いますので、T小登山隊の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします
T小登山隊広報部担当kero-keroより

八郎岳登山(完)