ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

理想の朝ごはん

2005-07-07 | 食生活
ウチの亭主の理想の朝ごはんは、
メロンパンなのだと言う。

sssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss

種をまいて 苗を育てた小さなひまわり、小夏が
元気に成長している。

苗がいっぱいできたので
株間を少なくしたら
びっしり! になってしまった。

できたら 
花もびっしりつけてくれるといいんだけど。

sssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss


メロンパンが好きな亭主、
都合よく 世はメロンパンのブーム。

菓子パン、特に メロンパンをいっぱい買ってきて
嬉しそうな亭主。

そのパンを 虎視眈々と狙う子供たち。



いつもパンを入れておく戸棚を空けて
「俺のパンが ひとつもねえ!」
と叫ぶ亭主。

「ママが、いいって。」
と子供たち。

そんな日々が続いていた。

つい数年前まで。



子供のころは 私たちも 日に三度
ご飯を食べていたはず。

それが いつの間にか
というか
東京時代、自炊時代に パンに替わった。



特に甘党の亭主は
甘いパンが大好き。

出張から帰ってくる時には
よく 閉店前のミスタードーナツで
たくさんのドーナツを買ってきて
「ほおら!
 明日の 朝ごはんだよー。」
と見せて
子供たちを喜ばせていた。

それが嬉しい甘党の息子、
好きなドーナツを 姉さんに取られないように
ドーナツの朝は 起こすと飛び起きる。

つい数年前まで。



私が入院してから
亭主が付けてくれた習慣で
子供たちは 朝ごはんを 
テーブルに向かって座って食べるということは
なくなった。

息子は おにぎりを車の中で。

娘は、食べない。



私が 師匠の本を読んだり 講演を聴いたり
玄米食にしたりして、
‘食と健康’について 考えることが増えてから
子供たちに言うようになった事がある。

「パンは、
 特に 日本のパンは、
 たとえ 食パンでも
 砂糖と油のかたまりだよ。」

もちろん、師匠の受け売り。

おまけに 輸入小麦の可能性も。

そこまでは 言わなかったが。



子供たちにも 亭主にも
なるべく 身体にいいものを 食べてほしい。

これは 自然な欲求だろう。

そして 自分は 決して口にしたくない。

これも、自然な恐怖だと思う。

どうせ 亭主は 私の言うことなんか聞かない。

だから 子供たちにむけて言う。

亭主の前で。



結果、亭主は パンを(なるべく)止めて
大好きなお餅を 毎朝食べるようになった。

お湯を注ぐと おいしいお汁粉になる最中を
いただいた時には
昨日も今日も明後日も お汁粉、なのだが
カロリーは 少なくなっているはず。

油分の摂取がとにかく減った。

毎日、毎朝のお餅。

よく飽きないなあ、と思っていたが
最近さすがに飽きてきたらしい。



ここらで 逆転、ご飯食に目覚めてもらえたら、
と思うのだが、
これがまた 難しい。

亭主は 朝 起きるのが遅い。
遅いが、電話が鳴ったり チャイムが鳴ったり
仕事は始まる。

ささっと 起き抜けに食べて
間もなくやってくるお昼に障らないように
軽く食べたいのだ。



2004年 夏。
朝の散歩から 帰った私が
洗濯物を干す前後、
午前9時ごろ 亭主は起きていた。

一緒に朝ごはんを食べた。

亭主は 餅。

私は 玄米ご飯に 漬物、焼き海苔、納豆、
おじいちゃんの梅干・・・。

そして 何を言うかと思ったら、
「早起きしていた頃の方が
 身体の調子がよかった。」



以前は 朝6時に家を出たり
朝6時に起きたりしていた亭主。

「だったら、もすこし 早く起きれば?」

思うけど、言えない。

一度 「一緒に 朝 歩かない?」
と言ったら 
「二度とそんなこと言うな!」
と怒られた。



私の願いは
亭主と一緒に
和食で粗食の 朝ごはんを食べること。

いや、その前に、
家族そろって
ダイニング・テーブルについて
何でもいいから、朝ごはんを 食べること。

実現は 難しそう。