なんとか やっている。
姉の頭には ベリーショートが似合っていた。
姉のところには 老犬がいて、
一緒に毎日 歩いているらしい。
動作が 緩慢なのは どっちの病気のせいか
わからない。
ただ 何度か 電話をかけてきては
「あんた、来てくれたんだって?
ぜーんぜん、覚えてないのよー。
ぜーんぶ、忘れちゃってさあ。」
と言う。
これを、3回 言われた。
「あらー、忘れちゃったの?
でも、いいんじゃん?
忘れるほどに 治ったんだから。」
「そーだよねー。」
姉が倒れる前に
姉は 私の家に来たがっていた。
それから、
温泉にも 行きたがっていた。
義兄も 仕事がある身、
なかなか 思うに任せられずにいて、
手術中には
「元気になったら 車椅子ででもなんでも
今度は あちこちに 連れて行ってやろう。」
と言っていた義兄だが
実現はしていない。
そのうち 我が家にも来るだろうし、
一緒に 温泉にも また行くだろうと思う。
ただ ひとりで 電車に乗せて 出かけさせるのは
義兄は 心配なのでは ないだろうか。
そして 姉も、義兄と一緒が 一番 しあわせらしい。
姉の頭には ベリーショートが似合っていた。
姉のところには 老犬がいて、
一緒に毎日 歩いているらしい。
動作が 緩慢なのは どっちの病気のせいか
わからない。
ただ 何度か 電話をかけてきては
「あんた、来てくれたんだって?
ぜーんぜん、覚えてないのよー。
ぜーんぶ、忘れちゃってさあ。」
と言う。
これを、3回 言われた。
「あらー、忘れちゃったの?
でも、いいんじゃん?
忘れるほどに 治ったんだから。」
「そーだよねー。」
姉が倒れる前に
姉は 私の家に来たがっていた。
それから、
温泉にも 行きたがっていた。
義兄も 仕事がある身、
なかなか 思うに任せられずにいて、
手術中には
「元気になったら 車椅子ででもなんでも
今度は あちこちに 連れて行ってやろう。」
と言っていた義兄だが
実現はしていない。
そのうち 我が家にも来るだろうし、
一緒に 温泉にも また行くだろうと思う。
ただ ひとりで 電車に乗せて 出かけさせるのは
義兄は 心配なのでは ないだろうか。
そして 姉も、義兄と一緒が 一番 しあわせらしい。