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八つの煩悩 その4

以上、八つの煩悩は、
人がこの世に生れたときから持っている
心の中の3つのウイルスによって起こる病気だ、
と 仏教は考えました。

いわゆる、≪三毒≫です。






まず、貪り・欲求不満の ≪貪(とん)≫ というウイルス。

「あれが欲しい」「これがしたい」という心の作用。



次に、怒り、のぼせの ≪瞋(じん)≫ というウイルス。

「頭にきちゃう」という心の作用。



最後に、愚かさ・不条理の ≪癡(ち)≫ というウイルス。

道理が解らない、解ろうとしない心。






これら三つのウイルスが 
ムクムクと心の表面に噴き出してくると、
八つのうちの どれかの煩悩が生れるのです。






ですから、逆に 自分が今 悩み苦しんでいるのは
四苦八苦の中の どの煩悩なのかを 冷静に見極め、
その原因となっているのは どのウイルスなのかを
はっきり認識して、
それを押さえ込む治療を施せば良いのです。



心の苦しみは いくら説明しても
他人にはわかりません。

ご自身が医師となり、
仏教という薬を使って、
大切なご自身の心の健康を保って下さい。






今日は、ここまで!


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