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法話 悲しみを乗り越えて その1

これも お子さんを亡くされた方への法話です。

以前に書いた「法話 お子さんのご冥福を祈って」と似ています。

似ているどころか、切なさは全く同じです。






ただ今は、〇〇ちゃんのご冥福をお祈りして、
ご両親さまに代わりまして、
読経のご回向をさせていただきました。

その無邪気な笑顔、愛くるしいしぐさ、
〇〇ちゃんに出会った皆さんは 
その時 どんなに優しい心になれたか。

本当に短すぎる時間でしたが、
〇〇ちゃんは わたしたちに、温かさとか、爽やかさとか、
そういった計り知れないものを残してくれたような気がしてなりません。

そだけに、本当に残念です。





アルゼンチンのある地方のお葬式は、
いろいろな楽器を鳴らして にぎやかに執り行うのだそうです。

そして、子供が亡くなった時、
親は絶対に涙を流してはいけないという決まりがあるのだそうです。

それは何故か?

天使になって天国へ行く子の羽が 親の涙で濡れて、
飛べなくなってしまっては困るから。

にぎやかなお葬式の行列の中、
父と母は 子供が無事に天国へ行けるように祈りながら、
じっと涙をこらえているのだそうです。

悲しみは ただひたすら こらえる歩かに無い、
それがわかってはじめて 悲しみを乗り越える事ができるのです。






                     続きます。


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