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仏名会 その10

法要次第

1、台門行要抄

   仏名会導師作法



先礼仏頌

  当願衆生 得無碍眼 見一切仏

  唯願如来哀愍我 当今都見大悲身 三業無倦奉仕尊 速出生死帰真際



次三礼対懟  本儀法要、唄・散華・薬師梵音。仏名有り


次表白  

 謹み敬って、三身即一釈迦牟尼如来・十二上願医王薄伽・
 一万三千諸仏善逝・十方三世応正等覚者・滅罪生善仏名妙典・
 八万十二権実聖教・宝達喜王等の諸大菩薩・迦葉阿難等の諸賢聖衆、
 総じては仏眼所照塵数世界海の現不現前の三宝の願海を驚かして
 白して言さく。

    方に今

 当寺恒例の斎会と為して、仏名懺悔の梵筵を展ぶる事あり。

    其の趣旨如何となれば夫れ

 我等無明の眼り一たび起きて、長夜の夢永く結びより以来、
 結業無蔓として冥より冥に入り、
 塵労浩然として迷より迷に還る。

    
 
    加之

 十悪五逆悪として 造らずと云うこと無く、
 謗法闡提罪として犯さずと云うこと莫し。

 悲しいかな、現生後に鎮えに苦悩を受けんこと。

 傷いかな、将来世に永く出離を忘れたること。

 爰に我が大師釈尊、此の倒惑を愍みて、以って滅罪の経文を宣べ、
 其の沈没を哀んで、以って礼仏の方軌を留めたまえり。

 したがって之を修すれば忽ちに衆罪の霜を拂い、
 信じて之を行ずれば自から九品の蓮に託す。

 仏語は誠謗なり。

 誰か帰せざらん。

 但し罪業は重縁より生ず。

 懺悔は須らく重心を用ゆべし。

 山岳を移すに非ずんば 焉んぞ紅海を塡ん。

 宜く事理の一心を専らにして、過現の衆罪を懺すべし。

 嗚呼一息追わざれば千載永く徂く。

 前路遥遠にして資量有ること無し。

 冥使追め来る。

 怖る心何ぞ緩まん。

    仰ぎ願わくは

 一万三千諸仏善逝、互いに哀愍を垂れて此の誠を照見したまえ。

 凡そ厥の貴賤の檀王、結縁の霊寺、
 各々苦域を出て有縁無縁平等に利益せん。





今日は、ここまで!


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