北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

寝台特急北斗星

2015年08月14日 | うんちく・小ネタ
8月22日をもって30年近い歴史に幕を下ろす寝台特急北斗星。
平成元年の春に出張で乗ったのが始めての北斗星でした。
正直、寝台列車は良く寝られないので、会議中に寝ていたのを思い出します。
その後も何度か乗りましたが、最近の葬式鉄で皆さんが楽しんでいらっしゃるロビーカーだとかレストランでのディナーは一度も体験しませんでした。
格安航空会社などない頃でしたから、安く東京を往復する手段として利用していました。
今、楽しんでいる方々にそんなことを言っても仕方ないですが、所詮は移動の一手段にしか過ぎないと割り切っていました。
学生時代の日本海、あけぼの、はくつる、ゆうづる、十和田と寝台列車は色々と経験しましたが、もう役目は終わったので敢えて残すことも無いのではと考えています。
今は飛行機で安く往復できますからね。

さて、札幌市内での回送便を撮って来ましたが、先日、室蘭本線の鉄橋で撮った写真が気に入りましたので、ご紹介して、私の北斗星は幕を下ろしたいと思います。
しばらくはカシオペアが走りますが、これは乗ることも無く終わりそうです。
でも今まで乗る機会の無かった「はまなす」は体験したいものです。
9月でお終いとも聞いていますので、混むでしょうね。せめて函館と札幌間だけでも・・・


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留萌本線の留萌・増毛間の来年度での廃止について過激に一言

2015年08月11日 | うんちく・小ネタ
留萌本線の留萌・増毛間の来年度での廃止がほぼ決まった。昨年、民放のドキュメンタリー番組の中で留萌市の高橋市長が、廃線の提示があったら受け入れざるを得ないことを示唆していた。
新聞報道によれば、この発言の通り受け入れるお気持ちのようだし地元住民からも殆ど異論は出ていないようだ。
今後は2019年度と目される深川留萌自動車道の延伸を待って、最終的には留萌線全線の廃止が提案されることになるだろう。
北海道の鉄道の多くは炭鉱の開発と共に、小樽・室蘭・留萌港などからの石炭積み出しのために敷設され、各地の開拓のために路線を増やして行った。
今や、釧路の一部を除いては炭鉱が役割を終え、北海道開拓と言う概念も崩れつつある。
すでに、鉄道の役割も大きく様変わりをしている。
その点では留萌本線も例外ではないのだ。役割を終えた鉄道というツールは消えていくのが道理だ。
鉄道ファンとして情緒的には、是非とも残して欲しい。
しかし、JR北海道のみならず、公共交通といえども、民間企業としては、その公共性とのバランスを欠くことがないとできるならば一定の判断は必要だろう。
 今後、札沼線の非電化区間、そして街の再生に若い市長が頑張っている夕張支線が机上に上がって来る。
さらには日高本線の復旧問題がどう展開するのか。特に日高本線は並行して自動車道が整備されつつある。
JR北海道としては26億円という復旧費用の見積りを提示した。崩落した護岸に合わせて山側の崩落防止措置などを含めた工事内容だ。
並行する自動車道に巨額の国費が充てられる一方で鉄道の復旧への出費には及び腰な国と自治体への不信感がJR北海道にあるのではないかと考える。
たとえ、自社で26億円の費用で完全復旧させたとしても自動車道が浦河まで開通した後、バスに利用客を奪われてしまうのではないかと不信感を募らせているのだろうことは自明の理だし当然だ。
当初、巨額の費用の提示を私はJRのわがままと捉えたのだが、最近考えが変わってきた。
要するに北海道の交通体系のビジョンが曖昧なままで、無為に鉄道を残すことを要求するのは酷ではないかと考え始めた。
言い換えればJR北海道が気の毒になってきた。
現在の知事も商工会も北海道の交通ビジョンはバスと航空機を基本とするよう受け取れる発言を事あるごとにしている。実際、HACに対しては債務放棄など巨額の「出費」をしている。乗る人の限られたHACに対する対応とJRへの対応のバランスが全く取れていないのは奇妙としか受け取れない。
一人、JR北海道だけが孤軍奮闘、鉄路の維持のために奮闘しても、この有様では「気の毒」としか言いようが無い。
この際、札沼線の医療大以北、石勝線の夕張支線は早急に廃止しつつ、日高線の鵡川以南についても地元自治体の対応次第では復旧を断念しても良いのではないかと考える。
正直、影響は大きくはないだろうし・・・・
さらに言えば、釧網線の知床斜里・摩周間、花咲線の厚岸以東も廃止の検討に値すると考える。
新幹線の函館延伸はもちろん、札幌延伸による経営上のメリットは殆ど無いものと見込まれるので、JR北海道をこれ以上厳しい状態にさせないためにも、早急に様々な手段を講じる時なのだ


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石北本線と日高本線の復旧工事

2015年08月07日 | うんちく・小ネタ
石北本線と日高本線の復旧工事へのあまりに大きなJRHの姿勢の違いには驚き。
貨物と特急が走り都市間輸送の要衝であるのはもちろん、地元自治体がコンテナを購入するなどして、貨物輸送に対して一定の負担までしている事実。
対して日高本線は盲腸線ということもあるが、自治体が無関心でいたものを、いまさら利用策を考えると言い出す始末。
これではJRの対応が異なるのは自明の理。

さて、これほどの石北線なのであるから、利用者のいない白滝付近の廃駅は「当然」としても、美幌の無人化は再考を期待したい。留辺蘂については温根湯温泉が近いということを考慮しても、観光客による鉄道の利用者はほとんど無いようなので、無人化は妥当だろう。
家内の育った場所なので何度かたずねたが、あまりの寂れ方に家内も驚いていたし、駅員がいることにも驚いていた(笑)
また、今回のことで、オホーツクの減便は当分は無いということが分かった気がする。スラントが北斗のお下がり183になろうともである。

北海道の鉄道は、北海道旅客鉄道㈱に全て任せるのではなく、地元自治体が積極的に関与するべきである。自治体の首長や議員のみならず選挙民でもある住民の問題でもある。
また、延伸が進む自動車道との関係をどう考えるのか、北海道の交通システムの構築を北海道庁が中心となって考えて欲しい。

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また、始まった利用者無視の合理化

2015年07月30日 | うんちく・小ネタ
7月30日現在で判明したJR北海道合理化は
10月に駅を廃止するのが 小幌駅
10月に無人化するのは
赤平駅、芦別駅、上幌向駅、奈井江駅、鷲別駅
来年3月に駅を廃止するのが
上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅、金華駅
来年3月に無人化するのが
留辺蘂駅、美幌駅
来年2016年の秋に廃止する路線が
留萌本線の留萌~増毛間
(ツイッターのフォロワーさんである某新聞の記者氏がまとめてくださったものを引用) 

夏ごろにかけて各自治体に説明していくと、今年度の業務計画の説明の中で島田社長(西野摂政)が報道陣に語っていたので、この8月には更なる合理化が判明することだろう。
今頃は、担当者が関係自治体を歩いているのは間違いない。
国鉄末期、そして民営化の後に続けた無理な合理化が、先般の事態など様々な問題を惹起したと、報告書・提言書で判明したにも関わらず、またも同様の無理な合理化を一方的に、かつ唐突に推し進めようとしているのは愚かといわざるを得ない。
新幹線の札幌駅ホームの移設問題も、一旦、提案してみてから札幌市と北海道の反応を探り、朝令暮改のように取り下げたようなポーズをとってみせる。
いったい、どこへ行きたいのか、何をしたいのか、不可思議なことばかり出てくる企業だ。
東日本から来た西野副社長という方が、水面下での謀略に長けた方だとの話しも聞こえるので、これからしばらくは北海道がかき回されることだろう。

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JR北海道の廃線と廃駅

2015年07月20日 | うんちく・小ネタ
7月の初旬、第三者委員により構成されたJR北海道再生推進委員会が、JR北海道に対して提言書をまとめ、提出した。これとほぼ同じタイミングで報じられたのが、5月頃JR北海道の担当者が秩父別町を訪れて留萌線廃線の手順を伝えていたということ。
時期としては提言がなされる以前のことだが、その後、提言の中に廃線はあくまでも慎重にとされていることが分かったためなのか、同社は廃線を検討したこと自体を、いまさらになって否定している。
子供のような姿勢だ。
秩父別町の職員が報道機関に虚偽を伝えるわけもなく、廃線の打診をしたのは事実であろう。

さらに同社は新幹線札幌延伸時の発着ホームを現在の札幌駅内ではなく、東側か西側に配置したいと言い出した。この場合、バス、地下鉄、在来線への乗り換えが不便になるのは当然。さらに札幌市の都市計画にも大きな影響を与える。札幌駅以外なら札幌市と北海道が費用を負担してくれるとの胸算用だろうか。
さらに、重ねるように、同社は石北線を中心に4ヶ所の駅の廃止や無人化までも言い出し、自治体に通告した。
とにかく全てが唐突としか受け取れないことばかりなのだ。
この一連の話は、同社がいかに自治体を軽んじているか、さらに利用者を軽視しているかを表した出来事だと言える。利用者軽視は一連の問題の検証の中であきらかにされ、反省していることなのではないのか。

今の同社は、「全てを新幹線のために」が合言葉のようだが、札幌駅問題は、札幌延伸はあり得ないと考えていたからではないのか。
新幹線に要員が割かれ夏の臨時列車を走らせることが出来ないなどということも、今になって分かった話ではないだろうに、全てがちぐはぐ、唐突、計画性皆無と言った有様。
東海を除く新幹線運営JR各社は正直なところ、整備新幹線に手を焼いているとのことだ。
要するに儲からないのだ。
整備新幹線の仕組みが政治的なもので、赤字が当たり前となっている。
例えば、北海道新幹線が札幌まで開通した後、現在、白鳥・北斗・寝台特急が稼いでいる利益は全て消え去る。
その上、新幹線が産み出す利益は全て線路利用料に消えていく。整備新幹線の仕組みがそうなっている。新幹線札幌駅問題はJR北が本音では新幹線やりたくないから出てくる話。
くどいですが、まさか本当に札幌駅に来るなんて思ってなかったと言いたいのだろうね。

まあ、とにかく同社が自治体を敵に回しても再生がうまくいくと考えているなら、それは間違いだ。
自治体は利用者で構成されているのだから。

最後に一言、駅などで車両の写真を撮ろうとすると、顔を隠したり運転席から消えたりする乗務員が目立つようになったのはなぜか。自分の仕事に自信がなくなっているかと心配になる。

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