いつもの一日散歩切符を使った乗り鉄。今回も大いなるマンネリズムで発寒・手稲・岩見沢・苫小牧・虎杖浜・岩見沢・発寒というコースでした。
一旦手稲まで戻ってキハ201の入線を撮ってからそのまま始発から乗ります。
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野幌で下車して昼食を調達。岩見沢からはキハ40に揺られて、室蘭本線で苫小牧です。
ところがヽ(^。^)ノそこで乗ったキハ40は350番台・・・
要するに日高線専用車両です。駆動車輪の前に砂撒きが着いています。日高線は現在不通になっていて、それも長期に及びそうなので他路線に転用されているのですね。現在転用?が確認されているのは室蘭本線の岩見沢・苫小牧・室蘭間です。
苫小牧車両所「札トマ」配置の車両ですから、取り合えずは合理的な運用ですね。
地元自治体からは早期復旧を願う3万を超える署名嘆願書も提出された日高線の復旧問題も、6月に入ってようやくJRと北海道、国の三者で費用負担と工程についての協議会が持たれることになりました。
JRが26億円と見積もっている費用ですが、道は25%を負担するという心積もりのようですから、東北震災の復旧時の例からすると国が同額の負担となります。残りの50%はJRが負担できないと言い張るのなら、話し合いは難航するでしょう。財政の厳しい地元自治体ですが、公共交通として位置づけを鑑みると、一定の負担を表明すべきかもしれません。
さらに国の負担を積み増しするか、JRへの助成という形で、JRが残りを負担するというのが落としどころかと思います。
一部にはバス転換の話しも出ていますが、すでに、1億円の費用で復旧工事の準備にも着手しており、JRとしては復旧の意志があるのは間違いありません。
東日本での岩泉線などは放置した上での廃線でしたから、今回はJR側のスタンスが異なります。
第一、国鉄分割民営化の際のスキーム上の制約と国が株式を保有しているJR北と上場企業のJR東とは同列で語ることは出来ません。
それに、廃線が復活した例は皆無と言っていいですから、なんとしても残さなければなりません。
費用面で言えばJRは事あるごとに「新幹線」と「安全」をお題目のように唱えますが、道内の一般の人は、函館周辺を除くと、新幹線への関心も期待も自らが思っているほどではないと冷静かつ客観的に捉えるべきです。
「安全」重視は論を待ちません。
さて、キハ40-357番に乗って苫小牧へ・・・
乗り心地は普通の40と変わるはずも無く、快適に走りますがエンジン音が少し軽いかもしれませんヽ(^。^)ノ車内に掲示されたポスターや駅番号表は日高線のものです。
おそらく日高線では普段出したことの無い速度95キロで快適に走りました(^_^)/。
苫小牧からは大好きなキハ143「かっ飛び君」に乗って虎杖浜へ。虎杖浜では貨物と北斗を撮って苫小牧へ戻ります(^_^)/。
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143は空気バネなので乗り心地が柔らかく、エンジン音の侵入も程よく抑えられていて静かな気動車です。
さて、苫小牧からは再びキハ40-357で岩見沢へ。
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いつも見る、追分でのキハ40の3並びも今日は日高線車両が混じって楽しい構図に(^_^)/
途中の志文で夕陽を眺めながら、次は江別。江別では再びガラーンとしたキハ201の車上の人になり発寒へ戻りました。