北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

ご挨拶

2013年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も残り一日となりました。今年は閲覧が10,000人を超え、嬉しい年となりました。
また来年もよろしくお願いします。
Df200


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北海道旅客鉄道株式会社について・雑感

2013年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

55102 道北の名寄市では、この季節、土管工場の煙突にサンタさんが現れる。なかなかユーモラスなので写真で紹介する。以前、北への旅の途中で偶然見かけたことはあるが、今回は名寄新聞の中村記者の写真をツイッターで頂戴したものを使わせていただく。私はパソコンの壁紙にしている。なにか和むのだ。

朝日新聞で「JR北への提言」という連載コラム記事が5回ほど掲載された。
最終回では、経営陣は、利用者へ線路の調査状況などの情報を開示することによって乗客が減少することを恐れているのではないかと疑念を述べている
しかし、文中で記者も書いているが、代替交通機関の限られる北海道では、たとえ一時的に減少してもすぐに客は回復するだろう。
それにもまして、先人が築き上げたJRへの北海道民の信頼は、ほんとうに厚いのだ。このことにJR北は自信を持って欲しい。
私自身、この間の様々なトラブルによって、JRの利用を控えたりしたことは無いし、運行時刻への信頼を失ってはいない。
ほとんどの列車は時刻表どおりに運行している。1.2分遅れたら困ってしまうような利用はしていない。これは利用者の心構えの問題だ。
ここで、JRに改革の手を緩めても良いなどとは言わないが、もっと自信を持っていただいてよいと考えている。
逆に、情報を秘匿することによる信用失墜の可能性のほうが大きいことを自覚して欲しい。

 さて、2週間くらい鉄道の散歩に出ていないが、もっと長い期間、歩いていないような気がする。
去年の今頃は札幌の積雪は80センチ弱。今年の10倍以上。だから去年はほとんど冬眠状態だったのだが、今年は、まだ乗れそうな気がしてそわそわしてしまう。
というわけでもないが、最近は、近所に出かけるのでも、線路沿いを歩いてコンパクトデジカメを持ち歩いて線路にレンズを向けることもある。
今日の写真は、鉄道ファンには「おばけディーゼル」とも言われる「キハ201」。
電車との連結運転(協調運転)を前提に作られた
というのは倶知安から小樽までの非電化区間を高速で走って、小樽から札幌までは電車と連結して走ろうというものだ。
そのため、ものすごい馬力のエンジンを積んでいる。具体的には13000cc450PSが2機。3両編成を2700PSで引きずり回すことになる。おまけに車体傾斜装置を搭載している。
結局はこの点がネックにもなってしまい、あまりの高コストで12両作成しておしまいになってしまった。
また、車体傾斜装置は現在は使用が停止されている。まあ札幌近郊での運行では必要ないとのことだ。
さて、写真の解説だが、場所は琴似駅の西側で、高架に入っていくスロープを登り始めたところで写した。そのため各車両のディーゼルエンジンから、まるでSLのような黒煙が出ている。
ちなみにこの車両は、今後、北海道の特急車両の中心となって行く261系の原型となっている・・・というか試験車両でもあったわけで、その存在意義は、北海道の鉄道にとって大きいものがある。

そのほか、同じ場所で撮った721系の姿も上げておこう

201

721

721_2


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DMVと次期普通列車用の気動車

2013年12月09日 | インポート

キハ40.54.150.201というと、鉄道に少しでも興味のある方なら誰でもご存知の北海道の普通列車用気動車です。
まあ、他にも客車にエンジンを取り付けたキハ143という風変わりな気動車もありますし、キハ
40は派生したイベント向けの車両もあります。
多くはほぼ原型のまま、北海道の非電化区間、一部は電化区間をも走っています。201などは札幌圏を電車に伍して、お化け気動車などと綽名されながらがんばっています。Dscf0010

この中で40と54は多くの方がご存知のように国鉄時代に作られた車両で、すでに30年を超えようとしています。まあいくら頑丈だとはいえ、そろそろ後進に身を譲る時期なのは明らかです。

54に関しては、まだ新しく、台車を交換したから云々と言う方々もおりますが、安定運行が求められる点でイベント用のSLとは話が違いますし、活躍の場が、特に気候の厳しい道東と道北ですから、JR四国の同型車と比較するのは疑問です。
さて、後継車両は何になるのか、いろいろと言われています。
私も興味津々です・・・・・・ 東日本にいろんなお手本があるではないかとか、まあいろいろ話も聞きます。
ところが北海道の厳しい冬の低温と夏の高温の差に耐えられる車両には相当な性能・耐久性が求められます。
かって日高線では、塩害で遭えなく散ってしまった新型気動車もありました。
と言って、ローカル線の利用状況と財務的見地からすると、そんなにコストは掛けられません。

 そこで、一つの解答として出てきたのがDMVでした。夕張支線での実用化も間近と見られていましたが、夏以降の様々な事案の影響で、進展が止まりました。
ただ、試験走行は続けられており、技術的な課題はかなり解決されたと言われています。
 私は40等の現行車両の後継車はDMV次第だと考えます。基本的に特急列車の走らない路線になるかと思いますが、DMV運用路線が決まれば、おのずと次期車両の運用路線の条件が見えてきて、次期気動車またはハイブリッド等等の車両の姿も見えてくるでしょう。というかJRでは一定のプランは持っているものと思います。

ただ、なにしろ40は丈夫なので、しばらくは安泰でしょうが()

 

ちなみに、タイヤがついてるのだから、わざわざ線路の上を走るDMVは必要が無いしおかしい、という方もおります。

しかし、BRTで実証されているように、公共交通の大きな特性の一つである定時性の維持は、専用軌道の上を走行することによって保たれるのです。
また、BRTはあくまで自動車であり、積雪路面での横滑り等による危険も持ち合わせます。その点、DMVは前部のガイド車輪により横滑りの問題も少なく、専用軌道ゆえの良好な除排雪も期待できます。

以上話はつきません


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スペックダウンタイプのキハ261系について考える

2013年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 

「車体傾斜装置、取りやめ検討 JR北海道、15年度以降導入の28両 将来の高速化に足かせも」・・・・・といった記事が北海道新聞12月5日朝刊の経済欄に掲載されました。Dsc_0058_3

 「現在、特急スーパー宗谷やスーパーとかちとして運転中の261系気動車。15年度以降の導入車は車体傾斜装置が搭載されない見通しだJR北海道が2015年度以降に導入する特急用気動車「261系」28両について、同系の特徴である車体傾斜装置の搭載を取りやめる方向で検討していることが4日、同社関係者への取材で分かった。同装置は速度を落とさずに安全にカーブを走るための機器で、車両から取り外せば将来再び特急のスピードアップを図る時の制約にもなりそうだ。

コスト面や車両・線路への負担軽減などが理由とみられるが、同社広報部は「仕様を検討している段階で、詳しく話せない」としている。

同社は1987年の発足以来、道内の都市間輸送の利便性向上を掲げ、所要時間短縮の決め手としてカーブを安全に速く走れる車両開発を続けてきた。92年以降に導入した特急気動車は、すべて高速走行可能な振り子式か、同装置搭載車となっていた。」・・・・・大体このような内容の記事でした。

 車体傾斜と言えば「振り子」を使った281や283系のスーパー北斗やスーパーおおぞらを第一に思い出しますが、キハ261系は、振り子気動車をコストダウンし、空気ばねの内圧を調整することによる傾斜装置を搭載しています

261新製の報道があった時、私が、第一に感じたのは、現在エンジントラブルのために運休している183系を使用した北斗用の車両の更新だろうということでした。
しかし、
「車体傾斜装置省略」の検討は、石北本線や宗谷本線名寄以北などに投入することを考慮していることにも思い当たりました。
 ということは、必ずしも、「北斗」車両の更新・導入だけを前提としているわけではなく、現在運行停止になっている36両の更新のみならず100両を超す183系全体の後継車両として、スペックダウン261を位置づけているのは確実だと考えられるのです。

新幹線函館延伸により、函館と札幌間のアクセスの利便性向上は焦眉の急となっています。さらに281.283系もそう遠くない将来に耐用年数を迎えることを考えると、釧路方面も合わせたこれら区間には、ハイブリッド?とささやかれている新型車両を投入していくのではないかと考えます。
その際、今回投入されるスペックダウン261には余剰が生じ、他の線区でも運用されるようになるのは間違いありません。

 また、 「オホーツク」にいたっては30年余経過した老体の国鉄時代のキハ183系を使用している使用しているため、早期の更新が要となっています
「オホーツク」走行区間はいまだに国鉄時代と同じ最高速度の95キロとなっています。自動車に偏重する自治体の消極的な姿勢と、費用対効果を考えると路線の改良は期待できません。
ここに
傾斜装置搭載の現行261系を走らせても、車体傾斜は活用できず所要時間の短縮のメリットは限られます。

 また、財務的にも、利用状況から見ても、石北や宗谷本線などへの線区専用の新型特急形気動車を製することは難しいので、北海道旅客鉄道現行キハ261系のスペックダウンした「お手軽版」を製作して、そこに投入していくという方針が垣間見えます。

 

 参考:2013年12月5日付北海道新聞朝刊

 

 


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