北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

夏も終わりの一日散歩切符の乗り鉄

2017年08月29日 | JR北海道 JR北
8月27日、8月最後というかこの夏最後の日曜日。
いつものコースで一周り。
発寒中央~手稲~岩見沢~苫小牧~富浦~苫小牧へ岩見沢~発寒中央


何度となく乗っているコースですが、函館本線は少しと室蘭本線が大部分です。発寒中央~手稲~岩見沢はキハ201に乗るのが楽しみです。
私は「怪物君」と名付けています。450PSのエンジンが2機ですから加速は電車と変わりませんが、音はお世辞にも静かとは言えません。
キハ261の原型というか、ほぼ同時に開発されましたので性能的には良く似ています。
一時期の保線軽視の事業方針で、すっかり線路状態が劣化したので車体傾斜装置が付いていますが、カーブで軌道に力がかかりますので最近は作動を停止しています。


当日は富浦駅付近を歩いてみましたが、食事処とタラコの販売店があることがわかりました。





帰りの追分でのキハ40の3両そろい踏みも夕日で赤くなってきました。



当日は旭川からの789系がブレーキ故障で岩見沢で打ち切り。ホームが後続列車に乗り替える客でごった返していました。


この789は北海道新幹線が開通するまでは青函トンネルを140キロで走っていた車両ですから、かなり傷んでいるはず、これからも故障が多発するのではないかと考えます。
緑色の部分は塗りなおしたようですが、ステンレスむき出しのシルク加工?部分ははかなり腐食しているのがわかります。

先頭車両にラッピングをしたりして、いろいろとお化粧はしていますが、さてさて、どのくらい元気に走って行けるのか。
国民に見捨てられた鉄道会社の悲哀を感じる車両です

さて、当日は10時に家を出て、20時30分に帰宅。特段何もありませんでした。何が面白いもんだか(笑)









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特大貨物 大物車 シキ800 ダイヘン変圧器輸送

2017年08月26日 | JR北海道 JR北
登別市の鷲別地区に住む母のところを訪ねた時には、必ず散歩に出かける東室蘭貨物駅(ヒムソ)で特大貨物 大物車 シキ800を見かけました。
メーカーのダイヘンから大型の変圧器を積載して旭川に向かう途中の要でした。
小型のコンデジとデジタルズーム併用の上に、背の高い雑草が邪魔をして上手く撮れませんでしたが、ご紹介します。






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経営安定基金の運用益の減少を放置した国の責任を問え

2017年08月26日 | JR北海道 JR北
8月25日、北海道新聞朝刊に以下のような記事が掲載された。

「JR運用益不足4600億円 安定基金 経営悪化の根源」

 国がJR北海道の路線維持策として設けた経営安定基金(当初6822億円)の運用益が、1987年のJR発足時の想定に比べ、過去30年間で総額約4600億円不足していることが、北海道新聞の調べでわかった。国の追加支援を加味しても、不足額は約3700億円に上る。こうした運用益不足はJR経営悪化の根本的な原因となっており、沿線自治体などが国に抜本的な支援を求める有力な根拠となりそうだ。
 87年のJR発足時、国は北海道、九州、四国の3島会社に経営安定基金を設け、その運用益で黒字化をする方法を採用した。JR北海道の場合、政府は年間498億円の赤字が不可避だと認定し、これを当時の長期金利「年7・3%」で逆算して6822億円という金額をはじき出した。金利が想定通りなら、2017年3月期までの30年間で計1兆4940億円が入るはずだった。
 ところが政府の見通しは外れ、金利は年を追うごとに低下。運用益は、JRの経営努力とは無関係に大きく目減りした。
30年間の運用益を合算すると計1兆342億円で、不足額は4598億円に上っている。
 政府は、11年度に2200億円の基金を積み増すなど追加支援を行ったが、JRから見た不足額は3668億円に上る計算だ。金利の見通しを誤った政府の失策と言えるが、石井啓一国土交通相は国会などで「JR北海道の経営努力による対処が求められる」と繰り返し、国の責任を認めていない。


さらに同紙は以下の記事も掲載
「JR経営難、国は責任回避 基金運用益目減り 国鉄分割スキーム破綻」

 JR北海道の経営安定基金の運用益が、当初想定より過去30年間で総額約4600億円も目減りしていることは、同社の経営が悪化した最大の要因となっている。これは1987年の国鉄分割スキームが実質的に破綻したことを意味するが、国は「自動車の普及や高速道路の延伸などによる乗客減少が原因だ「自動車の普及や高速道路の延伸などによる乗客減少が原因だ」「自動車の普及や高速道路の延伸などによる乗客減少が原因だ「自動車の普及や高速道路の延伸などによる乗客減少が原因だ」などとして、責任を回避する姿勢をとり続けている。
 金利低下で運用益が目減りし、JR北海道や九州、四国など3島会社の経営を圧迫する懸念は、国鉄改革案を巡り火花を散らせた約30年前の国会論議でも、公明党を含む当時の野党議員が再三、指摘していた。それでも当時の三塚博運輸相(故人)は「政府の試算でも黒字計上が可能。着実に運営できる」と答弁し、経営安定基金方式を導入することで押し切った。
 ところが、金利は政府の意に反して急低下し、JR北海道の運用益は激減。同社は発足直後から、経営努力とは無関係に、経営難に直面した。

以上が紙面の一部である。


要するに経営安定基金の運用益が見込んだだけの金額にならずに経営悪化しているのに、株主でもある国は、わずかな積み増しを行っただけで無作為の状態を続けていたという事なのだ。
いまさら、という思いで記事を読んだ方が多かったと思うが、私も含めて多くの方々は国の無作為に疑問を抱きつつも、「自動車の普及や高速道路の延伸などによる乗客減少が原因だ」とする国の言い訳に惑わされ、利用推進などの必要性を考えたりしている。
JR北も根本原因を国に主張できるような経営陣もいないまま、数十億円も投資した新型列車の開発を投げ出し、果たして寒冷地で期待通りの性能が発揮できるかどうか疑問符の付く気動車開発を、コスト一辺倒でJR東に丸投げするなどの愚かな経営を進めている。北海道の厳しい気候条件の下を走る鉄道車両にはそれ相応のコストがかかるはずだ。あのキハ40も一見してわかるほどに外観が異なるし、エンジンも異なる。H100とかいう新型車は短命に終わり、将来は責任のなすり合いか責任逃れをするのだろう。

道新の記事は原点に戻って、JR北の問題を論じている。
私は、何か目が覚めた思いでいる。金利の見通しを誤りながら、過疎化と高速道路のせいにする官僚の操り人形の石井国交大臣はもちろん、国鉄官僚出身の島田社長もその言いなり。
高橋知事も政府の支持に従うだけの「思うところでございます」という定型句を発するだけでリーダーシップは全く取れず、観光大使のように飛び回っている、
この際、各沿線自治体の首長は妥結して国の責任を問うべきだ。
知事はは識者を沿線地区の各協議会に送るとしているが、国の意を体しただけの御用学者は断固拒否すべきだ。
民営化以来の様々の努力を無にするような今の流れは断固止めなければならない。


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キハのある風景

2017年08月11日 | JR北海道 JR北
7月30日と8月5日のフリー切符で遊んだ時のスナップ写真。
夕張支線の南清水沢キハ40

室蘭本線追分駅のキハ40の3並び。左から岩見沢行・夕張行・千歳行



霧の室蘭本線富浦駅入線のキハ143

室蘭本線富浦駅入線のキハ143



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日本から博士が消える。目先の利益を追う企業

2017年08月08日 | JR北海道 JR北
8月筒8日の朝日新聞に「(波聞風問)企業の採用 博士人材、「使えない」は本当か 多賀谷克彦}というコラムが掲載されました。

私の娘は理学療法士・PTですが院卒なので修士です。当初勤めた札幌の病院では某医大出身の女性上司が、口を開くと「修士なんて必要ないのに馬鹿みたい」と言いながら、かなりのパワハラをするような状態だったとか。
もちろん学会での症例発表など、したことが無いとのことでした。まあ職人PTですね。
その病院勤務当時は給与も学士とほとんど変わらなかったとのこと。
ところが娘の大学時代の同窓生が、社会に出てから大学院に通いなおしている人が出てきたとのことです。
理学療法士は専門学校3年間でも資格が取れます。ただ、医学の世界は英語の論文が多く、読みこなすことができない。自分で論文を書くこともできない。リハビリは診療報酬加算をとるための手段程度に考える病院からしたら、その程度の兵隊さんが使いやすいらしいのかもしれません。
そのかわり、高いレベルのリハビリは期待できません。

その点、昨年から住んでいる金沢市の職場は処遇が全く違うとのこと。石川県という教育に熱心な土地柄のせいもあるのでしょうが、学歴や知識を明確に評価してくれる。そのために明るく自信を持って働いています。

 ちなみに去年結婚した畑違いの連れ合いは、修士から博士と進んだ工学博士。何社か上場企業の面接に望みましたが、「博士はいらない」との返事でなかなか就職ができす、結局は北陸地方の大学の特任助教(要するに非正規雇用の研究員・ポスドク)に一旦は収まりました。
ただ、捨てる?神あれば拾う神ありで、現在は石川県内の別の大学に正規雇用を前提として移籍し、て研究に忙しい日々です。
来月には勤務校近くに住むことになるので、夫婦で新居?を見物に行くつもりです(笑)。
文科省が大学院開設の旗を振ってたくさんの修士と博士が輩出されましたが、いつまでも企業が振り向かないようでは日本から頭脳は流出しまうか、せいぜい東京に一極集中するかです。
地方に残った人材は埋もれるばかりですし、日本の大学教育のレベルは下がる一方でしょう。
実際、娘夫婦の出身大学の卒業生の多くは北海道外に出てしまい、北海道の地盤沈下を招いていると言っても過言ではありません。
このような状態でも日本人の多くは、日本の教育や科学のレベルは高いのだと、いまだに思っているのでしょう。しかし、それは勘違いになりつつあるのは確かです。


上記の石川県にある大学院の最寄駅

走っている電車

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