北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

まだ早春の札沼線と室蘭への散歩・キハ40・143

2015年04月15日 | 一日散歩切符
12日の日曜は天気も良くて、風も無い乗り鉄日和(●^o^●)
9時半頃に最寄り駅へ、一日散歩切符を買って改札を通りました。散歩切符の発売日が少なくなって、出札窓口には散歩切符の小さな「のぼり」も見かけなくなりました。
いずれはやめてしまうのでしょうか。売上げの増加にならないどころか、利用客の減少を招くでしょうけど・・・。
まあ、東日本様からご出向の摂政の意志もあるんでしょう。島田社長なら何も言えなさそうだし。昨年春まで氏が社長だったJRホテルズは一部の施設売却が発表されています。JRインとかもいつまで持つか。
かつての経営手腕が問われますが、今や親会社の社長様です。
まずは札幌駅に出て、珍しいスラント・白坊主のオホーツクなどを写してから、キヨスクでちいさな弁当を購入して医療大学前行き733系乗車




石狩当別で下車するとホームの向い側には新十津川行きのキハ40-819がドアを開けて停車しています。
乗り継いだのは3名ほど。11時15分に5名の乗客を乗せて出発しました。本当は札沼線でしか乗れないキハ40シリーズ最強の400番台に乗りたかったのですが((+_+))ちょうど北から401が当別に戻ってきたところでした。
そのまま苗穂まで点検のために回送されて、夕方戻ってきました。
月形、浦臼と乗客が増減して、思ったよりは車内も賑やかでした。終点の新十津川で降りたのは、私同様に一日散歩切符を握りしめた鉄道ファンの若い方4名。
新十津川駅の周辺には駅前広場を除雪した雪山の名残りが。まだ早春の佇まい。
ちいさな駅舎内は綺麗に掃除されていて、イラストとか駅ノートなどが置いてあります。毎日9時半頃の始発は駅前の老人ホームに併設する保育園の園児たちが見送ってくれるそうですから、是非とも平日に訪ねてみたいものです。





さて、乗ってきた全員が、そのまま折り返しに乗りました。老人施設のベランダで手を振るおばあちゃんの見送りを受けながら発車。
おばあちゃんの姿と母を重ねながら、廃線にはしたくないなと感じました。
月形からはかなり混んできて、ほぼ満席。併走する国道の自動車に追い越されながら快適??に走っていきます。
北海道医療大学で札幌行きの733に乗り換えて札幌駅へ。当別とあいの里間の線路状態は良くないのか、とにかく揺れます。速度も80キロくらいですね。
さて、途中の桑園からはツィッターとFBでお知り合いになった東京から旅行中の方とご一緒して、しばし札幌駅のベンチで話に華を咲かせました。
旭川へ行くその方のお見送りを受けて、今度は苫小牧(733系)へ。旅行客に見送られるなんて(笑)
・・・・苫小牧では、夕陽を浴びた東室蘭行きのキハ143に乗り換えます。
ちょうど、ホーム向かいに留置されていた143のエンジンを起動していました。エンジン起動直後の排気ガスは酷いですね。やはり設計年次の古さを感じます。燃料噴射が機械制御なんですかね。
私が乗っていたディーゼル自家用車のようです。





キハ143は客車にキハ150の駆動系を載せた変り種の気動車です。主に札沼線で通勤列車として走っていましたが、札沼線の電化とともにこちらに配置転換。札沼線では無動力の車両を間に挟んで3両で運用されていましたが、室蘭本線ではエンジン搭載の2両のみの運用になりました。札沼線では朝夕のラッシュ時に、高速道路を越える陸橋で停止寸前の低速となるなど、運転手泣かせでしたが゛、苫小牧・室蘭間は平坦な上に動力車2両なので実に快適に走ります。交代した711系電車がMAX110キロで走っていたときとほとんど同じダイヤで運用されています。基本的に100キロMAX、時折110キロほどで快適に乗客を運びます。それに静かです(^_^)/
さて、東室蘭では少し時間があるので駅ナカの書店で立ち読みなどして時間を潰し、室蘭へはキハ150の100番台(エアコンが無いので窓が2段になっていて、上部が少しだけ開きます。)。

室蘭では駅前のスーパーへ行って、期待通り??売り切り処分の弁当を購入。300円で飲み物付きで夕食の準備完了。

そんなことをしているうちに苫小牧からキハ143が到着です。









この20時過ぎの札幌行きは、点検のために苗穂に車両を送り込む間合い運用便です。朝は逆に札幌を6時過ぎに出る便が同じ間合い運用で設定されています。
長万部発札幌行、札幌発然別行、遠軽発旭川行、上川発遠軽行、旭川発稚内行など各線にこのように間合い運用が走っています。一般に長距離を走るのが特徴で、私の大好物となっています(笑)。
ただ、来年の春のダイヤ改正では純粋に回送になって客扱いが無くなるかもしれません。
さて、143は快適に札幌を目指します。期待通り110キロは当たり前、苫小牧から沼ノ端間では、一瞬115キロになってしまいました。スピードメーターを睨むオヤジの姿を想像してください(笑)。
ちなみに、基本的にこの区間はワンマンなのですが、間合いの時の苫小牧・札幌間は車掌さんが乗務します。これは案内放送や駅の施設の問題です。長万部からの便が小樽・札幌で同様に車掌さん乗務です。
(先日、写真撮ってたら声をかけられました。(笑))
さて、いつもなら札幌で手稲行きに乗り換えですが、今回は珍しく北広島で快速エアポに乗り換えて、予定より早く発寒に帰着・・・とは言っても15分の違い。
帰宅して歯を磨いて、早々に布団に入りましたが、なかなか寝付けません????。
翌朝、気がつきましたが夕食後の大切な薬を飲んでいませんで血圧が上がっていました。危ない危ない((+_+))

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青函トンネルでの車両発煙事故

2015年04月10日 | うんちく・小ネタ
4月9日の青函トンネル・スーパー白鳥発煙事故についての北海道新聞の報道に一言。

日本の全国の在来線は逆線運転が難しい仕組みとなっている。そのため、今回は準備に時間がかかるとして、救援列車の運行を選択せず、竜飛海底駅からの避難という方法をとった。
それに関して、これがJR北海道だけの問題あり、怠慢であるような論調は疑問である。
また、東北、北陸新幹線の長大トンネルには自動車が進入できる避難路があるという。
それ自体は評価できるし、青函トンネルもそうあるべきかと思う。しかし、青函トンネルが海底トンネルであり、設計年次も古く、設計段階でJRHが関与出来たわけもない。北海道新幹線は現状の青函トンネルの使用が前提条件なのだ。
とにかくJRHを糾弾したいが為の記事としか読めない。事実報道と検証記事は明確に区別してほしいが、同紙は、こと鉄道になると混在した記事が目立つ。
また、検証が不足した記事も目立つ。昨年のJR四国のルポルタージュも現存するキハ185系車両を廃止したとしたり、全線がコンクリート枕木であるというような誤った内容であった。
読んで面白いが、間違った考えを読者が持ってしまうのが同紙の鉄道記事の特徴である。
よほどJR北海道が嫌いなのだろう(笑)

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運用廃止後の711系は??

2015年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム
先日、登別に住む母を室蘭の病院へ連れて行ったついでに、東室蘭の貨物ターミナルを覗いてみました。
キハ285などの甲種輸送以来、撮影ポイントが分かってきたので、住宅街の外れに要領よく車を停めて、廃車となって札幌から輸送されてきた711系赤電車を見ることが出来ました。

キハ285や733系の甲種輸送と違って、実に寂しい光景でした。少しでもかっこよく撮ってやろうとコンデジを向けますが、パンタグラフも外された寂しい姿は如何ともし難く、見ていて涙まで出る始末でした。
翌日札幌に戻る前に再度立ち寄ってみますと、情報どおりに9両増えていました。
海外へ輸出されるとの話も聞きますが、この後、ここには、北斗星で使われた24型客車が仲間入りするようです。









今のJR北には711系を保存する余力も無く、このまま見ることが出来なくなってしまうかと思われましたが、岩見沢の有志の方々が2両を買い取って展示するとか。
企業や国に頼るだけでなく、ファンも自ら行動することが必要ですね。
なお、JR貨物の鷲別の機関区も廃止になりましたが、構内にはDD51が4両、留置されていました。
高校3年生の頃の一時期、この機関区の近くに住んでいて、SLの煙を浴びていましたので、懐かしい場所でした。


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早春の札沼線

2015年04月06日 | 旅行記
4月5日、風の強い日曜日でしたが、札沼線(通称:学園都市線)を昨秋以来、久しぶりに訪れました。
今回は時間も限られていたので、夏タイヤに履き替えたマイカーを駆って出かけました。
自宅から北上してあいの里公園駅、北海道医療大学駅、石狩金沢駅の順に訪ね、帰途は拓北駅近くでキハ40の回送を見物しました。
回送時間が決まっているので狙いやすい回送です。当別~新十津川で使用する車両ですが、毎日15時頃に苗穂車両所から、12時頃に当別から苗穂へ回送されます。
この路線は基本的にはキハ40-401と402が運用されていますが、積雪期以外は今回回送された40-819等、別のキハ40も入ります。

先日のJR北海道の新5カ年計画では、来年3月の新幹線の函館延伸に合わせたダイヤ改正で、地方ローカル線の減便・減車を検討しているとのことです。
この札沼線について考えると、北海道医療大から北の新十津川までの非電化区間も見直しの対象でしょうか。
でも、現実には当別・新十津川間は、すでに一日3往復足らずの運行、これ以上の減便をするとなると土日運休というところでしょうね。
これとは別に、当別・浦臼間は4往復が運行されています。これは月形や当別にある高校生の通学の便宜を図ったものと見られますので、現状では減便は難しいでしょう。
まあ、私のような素人が何か行っても仕方のないこと、来春の改正が気になります。
だだ、一言だけ言えるのは、この路線はいずれ廃線の対象となるのは確実かなということです。並行した国道がきれいに整備されました。昔と比べて除雪も行き届き、道路の法面にトラックが落ちているという光景も少なくなりました(+o+)。通行止めになるときは「鉄道が先頭を切って運休」になる有様ですから優位性にも疑問符がつきます。
せっかくキハ40を強力エンジンに積み替えて、2軸駆動にしたにもかかわらず、その性能の真価を見せる場面も減ってしまっています。
さて、当日はあいの里公園駅を初めて訪れました。強風の中、当駅で折り返す721系F9編成が発車時間となって札幌へ向かって行きました。



次に北海道医療大学駅。休日なので閑散としていましたが、駅と校舎が連絡通路でつながっています。
さきほど札幌へ行った721系F9編成が戻ってきて、10名ほどの学生を吐き出して、再び札幌へ向かって行きました。車掌は札幌で交代したのか別の方でした。

電化区間はここで終わり。

次の駅の石狩金沢駅を訪ねてみました。本日の一番の目的である新十津川からのキハ40を見たいが為なのですが、腹が減ったので駅前・・・とは言っても無舗装の道があるだけの場所で自作のおにぎりをぱくつきました。



14時過ぎになって無舗装のホームの外れに行って、40を待ち受けます。近くの踏切が降りて、遠くに灯りが二つ見えてきました。来ました。401かな402かなと心を躍らせているうちに、401が近づいてきます。





前部には保線の方が乗っています。以前、鉄道雑誌でJR北海道の保線の高い水準を表す例として札沼線の写真が載っていたことがあります。この間の諸問題が起きたときのNHKの報道番組でも、この当別の保線所が取材の対象になっていました。

線路の継ぎ目のレールボンドにも綺麗に注油されていて、素人目にも行き届いた整備を感じさせました。
道外出身者の多い某新聞ガミは現場を見ずに、JR北というだけで糾弾する記事を書き続けています。
亡くなった私の従兄弟は、長く新聞記者をしていましたが、浮世離れした考え方が印象に残っています。皮肉(+o+)
さて、本日はキハ40-401でしたが、ホームには子供が見物に来ていて、40君もうれしかったことでしょう。
帰りには、苗穂からの回送を見ようと、拓北駅の、少し札幌寄りの線路脇で待ちました。緩やかなカーブの内側から撮ることになるので、どんな風に見えるのかと考えているうちにキハ40がやってきました。残念ながら期待した402ではありませんでしたが、40-819が元気に走りぬけました。



さて、本日の予定は終了です。帰りにスーパーで旬の苺を買って帰宅の途に着きました。




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