先日の北海道放送(HBC)で以下のような報道がありました。
「「JR北海道が、30年度の新幹線の札幌延伸で東京との間を4時間半で結ぶことでおよそ140億円の増収を見込んでいることがわかりました。
新幹線の利用者が3倍近く増え、約140億円の増収が見込めるということです。
また、赤字路線維持のため、国と沿線自治体にそれぞれ年間40億円の負担を求めることで国と最終調整しており、31年度には経常赤字を今年度の4分の1程度に縮小させたい考え。このような経営計画を早ければ来週中にも公表する」」
利用者が3倍という事は、年間約500万人超となり、新千歳空港と成田・羽田間の旅客から300万人以上が陸路に移ってくるという事です。
これは航空各社にとっても看過することできない数字であり、当然に価格やサービスでの競争が繰り広げられることになるのでしょうし、空路の減便は避けられません。
JRでは140億円の増収を見込んでいますが、当然に、現在の稼ぎ頭のスーパー北斗から収入の消滅、さらには快速エアポートの利用客も相当数減少するわけです。当然、それを考慮したうえでの収支予想でしょう。
という事は、現在、国からも要求されている新千歳・札幌間の輸送力増強は、さほど必要かという問題が出てきます。
北広島のボールパークの新駅の設置と合わせて、近視眼的に結論は出せないという事でしょう。
果たしてJRの目論見通りに新幹線の乗客が現在の3倍になるのか気になるところですし、貨物輸送の問題とあわせて課題は山積しています。
そして何よりも、新幹線が札幌に延伸しても赤字体質は変わらないとJRは認めてしまったという事なのです。整備新幹線の在り方を含めて、国の鉄道を含めた交通や物流に対する政策の一貫性の無さがここにも現れています。
「「JR北海道が、30年度の新幹線の札幌延伸で東京との間を4時間半で結ぶことでおよそ140億円の増収を見込んでいることがわかりました。
新幹線の利用者が3倍近く増え、約140億円の増収が見込めるということです。
また、赤字路線維持のため、国と沿線自治体にそれぞれ年間40億円の負担を求めることで国と最終調整しており、31年度には経常赤字を今年度の4分の1程度に縮小させたい考え。このような経営計画を早ければ来週中にも公表する」」
利用者が3倍という事は、年間約500万人超となり、新千歳空港と成田・羽田間の旅客から300万人以上が陸路に移ってくるという事です。
これは航空各社にとっても看過することできない数字であり、当然に価格やサービスでの競争が繰り広げられることになるのでしょうし、空路の減便は避けられません。
JRでは140億円の増収を見込んでいますが、当然に、現在の稼ぎ頭のスーパー北斗から収入の消滅、さらには快速エアポートの利用客も相当数減少するわけです。当然、それを考慮したうえでの収支予想でしょう。
という事は、現在、国からも要求されている新千歳・札幌間の輸送力増強は、さほど必要かという問題が出てきます。
北広島のボールパークの新駅の設置と合わせて、近視眼的に結論は出せないという事でしょう。
果たしてJRの目論見通りに新幹線の乗客が現在の3倍になるのか気になるところですし、貨物輸送の問題とあわせて課題は山積しています。
そして何よりも、新幹線が札幌に延伸しても赤字体質は変わらないとJRは認めてしまったという事なのです。整備新幹線の在り方を含めて、国の鉄道を含めた交通や物流に対する政策の一貫性の無さがここにも現れています。