北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

早春の札沼線

2015年04月06日 | 旅行記
4月5日、風の強い日曜日でしたが、札沼線(通称:学園都市線)を昨秋以来、久しぶりに訪れました。
今回は時間も限られていたので、夏タイヤに履き替えたマイカーを駆って出かけました。
自宅から北上してあいの里公園駅、北海道医療大学駅、石狩金沢駅の順に訪ね、帰途は拓北駅近くでキハ40の回送を見物しました。
回送時間が決まっているので狙いやすい回送です。当別~新十津川で使用する車両ですが、毎日15時頃に苗穂車両所から、12時頃に当別から苗穂へ回送されます。
この路線は基本的にはキハ40-401と402が運用されていますが、積雪期以外は今回回送された40-819等、別のキハ40も入ります。

先日のJR北海道の新5カ年計画では、来年3月の新幹線の函館延伸に合わせたダイヤ改正で、地方ローカル線の減便・減車を検討しているとのことです。
この札沼線について考えると、北海道医療大から北の新十津川までの非電化区間も見直しの対象でしょうか。
でも、現実には当別・新十津川間は、すでに一日3往復足らずの運行、これ以上の減便をするとなると土日運休というところでしょうね。
これとは別に、当別・浦臼間は4往復が運行されています。これは月形や当別にある高校生の通学の便宜を図ったものと見られますので、現状では減便は難しいでしょう。
まあ、私のような素人が何か行っても仕方のないこと、来春の改正が気になります。
だだ、一言だけ言えるのは、この路線はいずれ廃線の対象となるのは確実かなということです。並行した国道がきれいに整備されました。昔と比べて除雪も行き届き、道路の法面にトラックが落ちているという光景も少なくなりました(+o+)。通行止めになるときは「鉄道が先頭を切って運休」になる有様ですから優位性にも疑問符がつきます。
せっかくキハ40を強力エンジンに積み替えて、2軸駆動にしたにもかかわらず、その性能の真価を見せる場面も減ってしまっています。
さて、当日はあいの里公園駅を初めて訪れました。強風の中、当駅で折り返す721系F9編成が発車時間となって札幌へ向かって行きました。



次に北海道医療大学駅。休日なので閑散としていましたが、駅と校舎が連絡通路でつながっています。
さきほど札幌へ行った721系F9編成が戻ってきて、10名ほどの学生を吐き出して、再び札幌へ向かって行きました。車掌は札幌で交代したのか別の方でした。

電化区間はここで終わり。

次の駅の石狩金沢駅を訪ねてみました。本日の一番の目的である新十津川からのキハ40を見たいが為なのですが、腹が減ったので駅前・・・とは言っても無舗装の道があるだけの場所で自作のおにぎりをぱくつきました。



14時過ぎになって無舗装のホームの外れに行って、40を待ち受けます。近くの踏切が降りて、遠くに灯りが二つ見えてきました。来ました。401かな402かなと心を躍らせているうちに、401が近づいてきます。





前部には保線の方が乗っています。以前、鉄道雑誌でJR北海道の保線の高い水準を表す例として札沼線の写真が載っていたことがあります。この間の諸問題が起きたときのNHKの報道番組でも、この当別の保線所が取材の対象になっていました。

線路の継ぎ目のレールボンドにも綺麗に注油されていて、素人目にも行き届いた整備を感じさせました。
道外出身者の多い某新聞ガミは現場を見ずに、JR北というだけで糾弾する記事を書き続けています。
亡くなった私の従兄弟は、長く新聞記者をしていましたが、浮世離れした考え方が印象に残っています。皮肉(+o+)
さて、本日はキハ40-401でしたが、ホームには子供が見物に来ていて、40君もうれしかったことでしょう。
帰りには、苗穂からの回送を見ようと、拓北駅の、少し札幌寄りの線路脇で待ちました。緩やかなカーブの内側から撮ることになるので、どんな風に見えるのかと考えているうちにキハ40がやってきました。残念ながら期待した402ではありませんでしたが、40-819が元気に走りぬけました。



さて、本日の予定は終了です。帰りにスーパーで旬の苺を買って帰宅の途に着きました。




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