北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

北海道新幹線札幌延伸は2039年3月以後に決定

2025年03月09日 | 一日散歩切符
政府は北海道新幹線の札幌延伸が二つのトンネル工事の難航で、当初計画の2030から遅れ、2038年度末、要するに2039年3月になると、近く公式発表するようです。また、さらなる遅延もあり得るとのこと。これで、私の存命中は札幌で新幹線を眺めることが難しくなりました(笑)。早くても、あと14年です。
さて、現在函館まで運行している特急北斗に所要時間3時間29分という便が来週末から設定されますが、基本的には約3時間50分のまま。札幌、新函館間の4時間弱というのは、あまりに長いですよ。以前は3時間ちょうどで走る便がありました。しかし、エンジン発火事故や保線不備の問題などでスピードダウンを余儀なくされて今に至っています。
さらに北斗などの特急に使用する車両キハ261も投入から一定の時間が経過しており、札幌延伸後に他線区に転用するであろう目論見にも、今後は狂いが生じるでしょう。そして、この261も特急宗谷に充てられている基本形式の開発から30年。すでに耐用年数を越えつつあり、その後1000番形に移行しているとは言え、車両自体の設計も陳腐化しているとの声も聞こえます。エンジンが弱いという声がJR社内から聞こえましたし、車体の歪みも見られる車両も散見され、過度なコストダウンで耐久性にも疑問が感じられます。車体傾斜を外した時点で、もはや261とは似て非なるものになったと私は考えています。
在来線の特急北斗がこれからも15年は運用される事態を見据えて、この際は特急北斗に新型車両を投入して車体傾斜を復活させ、一部便でもよいので函館へのアクセスの速達化を実現し、現在の261の一部を早々に他線区に転用したらよいのでは。
また、このあと、バスの運転手不足などもあり、函館本線の繰り上げ廃止などを画策する一部自治体がしばらくは静かになるかもしれません。しかし、沿線自治体の駅周辺の再開発に与える影響は大きいでしょう。札幌駅前に点在する都市間バスの乗り場で風雪に耐える利用客を見ながら、未だに解体の始まらない旧バスターミナルや駅前の空き地を眺めると自治体や政府の見通しの甘さに呆れてしまいます。
最後に寝言戯れ言を。
羊蹄のトンネルは一時、工事を止めて建設資材、機材を渡島のトンネルに集中して、長万部までの部分開業をめざすのも一手かもしれません。
さらに言えば、在来線の函館本線の、トンネル工事が難航している箇所と並行する路線を三線軌条にして新幹線車両を走らせるのはどうでしょう。難航している二ヶ所の長大トンネル以外は順調な進捗状況のようですし、一部に中止を主張する極端な方もいますが、それでは投下した資金があまりにもったいない。
まあ、はじめからミニ新幹線で良かったと考えているのが私の本音です🐻








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