第二の故郷大滝村

　先日娘が来た時、名水亭に行きたい・・・・というのでバスで日帰りで行ってきた。

遠くに見えるのが名水亭


　名水亭に来るたびに遠い昔を思い出す・・。

　なぜって・・・ここはかってはＳ氏の別荘で、中学時代の親友Ｆちゃんが住んでいたからである。

　二十歳の時に東京から帰って来たＭちゃんと３人ここに泊まり、温泉に入り、夜遅くまで自分達の将来を語り合ったものである。


　　名水亭の露天風呂に浸かりながら、あの頃と同じ景色を見、二十歳の自分を愛おしく・・・・振り返って見た。
　　
　　もう時は取り戻せないが、あの頃の自分に戻りたいとは思わない・・・。

　　精一杯走り続けて来たから・・・・。

　　　
　　今では時が早足で音高く流れているような気がしてならない・・・。

　　昔は時間の流れが遅く切なく、永遠に続くかのように何か前だけを見つめ躍起になって走り続けたように思う・・・・。

　　　時間に限りがあるなんて思ってもみなかった・・・・・。

　　昔の純粋な自分を思うとき、人は皆むねが締め付けられるように、甘く切なくなるのでしょう・・・・。

　　
　　長流川の流れも昔と同じである・・・。

　　ああ・・・ここは私達がかって、青春を熱く語り合った場所なのだ・・・・・・・。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おセンチシズ子でした。