カラオケしてきました

　今日は７ヵ月振りにカラオケに行った



　今日もむし暑い、本当に７ヵ月振りで歌屋に行ってきた。

　いつもは２時間だが今日は久し振りなので３時間２人で唄いまくった。

　昭南さんは明治一代女（笑ってしまう）から始まり、アザミの歌・・・同世代なのでふたりで唄える・・・

　そして石狩挽歌・・・・夕すげの女・・・・これがなかなかいい・・・・私の好きな曲である。

　そしてセーラー服と機関銃・・・・・リバイバル・・・と続くが、このあたりから私はついていけなくなる。

　なんせ　レパートリーの幅が広い。

　声も森真と裕次郎を足して割ったような良い声だ・・・・。

　テープに入れて売り込みたいほどの

　　歌唱力である・・・。プロ顔負けだ・・・。

　なぜこんなに上手いかというと、カラオケブームのころ自分だけ宴会で上手く唄えず、

　そこは、負けず嫌いで完ぺき主義の昭南さん、家では毎日テープを聴き、週一度はカラオケに行き、

　（今のヒトカラのはしりだったのだ・・・）こっそり練習したのであります



　私は絶唱・・・他人舟・・・花街の母・・・・みだれ髪・・・と続き最近では黄昏シネマなどに挑戦している。

　３時間も唄ってもまだ足りないくらいだった・・・。

　黄昏シネマの歌詞がいいのだ

　　あなたの　遠い青春の
　　　　　　　　私はきっと　エキストラ
　　　　　　　　それでもいい　それでもいい
　　　　　　　　同じ季節を生きた　　　　　　　

ホームレスにまちがえられた昭南さんの旧友

道の駅から見た今日の紋別岳


　今日も相当むし暑い、が紋別岳がことのほか美しかった・・・。

　紋別岳を見ていたら、昭南さんの学生時代からの友達Ｎ氏のことが思い出され、自然に頬がゆるんできた。

　私は彼と会ったことはないが昭南さんから何度も話しを聞いているので身近に思える。


　　彼は東京生まれの東京育ちで、あまり自分のことは語らないとにかく飄々としてユニークな人らしい・・・・。

　　お酒もタバコもすわない。

　　その人がどういう訳か昭南さんと気があい、学生時代はしょっちゅうツルンでいたらしい・・・。

　　大学を卒業しても年に一度は電話があり会っていたとのことであるが・・・・・・。

　　この数十年は会う事もなかった。が、伊達に来てからは忘れた頃に手紙だけは来ていた。


　　彼は吉祥寺で高級喫茶店を営んでいたが昨年店をたたんだらしい・・・。

　　喫茶店を経営していた若い時の話しである。

　　寡黙でボーウトしていることの好きだった彼は店の近くの井の頭公園でいつものようにボーウトしていると

　　ホームレスのおじさんが仲間だと思ってコンビニの弁当をさしだし「元気だしな・・・」とかなんとか言って話しかけて来たので

　　彼も話しを合わせていたそうだ・・・・・。　　　　


　　　そんなユニークで飛行機嫌いな彼が電車で来て、函館に三泊して２日目の日、丁度私が札幌に行った日昭南さんに

　　　電話があり、伊達に来た。

　　　丁度昼だったので、チロルで昼食をとった時、窓から見える紋別岳に良い山だと何度もつぶやき感心していたとのことである。

　　　家に来てからも館山公園の山を見ても「良い山だ」とつぶやき、道端の草にも「良い草だ」と感心して夕方の電車で函館に帰っ

　　　て行ったとのことである・・・。

　　都会に住んでいると、特に東京しか知らない人には素朴な自然がきっと一番美しくみえるのかも知れない・・・。

　　きっと絵に描いたような美しい洞爺湖よりも何の変哲もない穏やかな山が人の心を打つのかも知れない・・・。

　　そういうものに感動する彼の無垢な感性に私は感動した・・・。


　　　とにかく彼は美しい洞爺湖も見ないでちょつと歩けば見ることの出来る

　　　昭南さん自慢の有珠山や昭和新山も「いいよ・・・」と見ないで、どこにでもある風景に感動して

　　　彼らしく飄々として帰って行った・・・・・。

　　　ちなみに彼は独身らしい・・・。


　　　ウン、道の駅から見る紋別岳は稜線がなだらかで、郷愁を感じさせてなかなか良い・・・。
　
　　　昭南さんの話しでは彼は昔とちっとも変わっていなかったらしい・・・。モチロン内面がです・・・。