物は大切に

　昭南さんはなんでも大切に使う。

　白ワイシャッなどタンスにくさるほどある。

　なかなか捨てられないのである。

　赤のチェックのシャッなどは２０数年着た　代物・・・・・。

　今度こそもう捨てようかなア・・・・と言う。

　でもこのシャッとても似合っているのでまだ　繕って着たら

・・・・と私が思わず言ってしまったの　でその気になったみたい

　である。


　 このシャッ


　袖がボロボロ


　ボタン穴も・・・




　
　襟が一番ひどい・・・





　裾をスウセンチ切って

　「めんどくさい・・・」

　とかなんとか言いながらも楽しそうに

　繕っていた。


　昭南さんは何でも器用なのである・・・・・・。

　私の取れそうになっている洋服のボタンもい

　つの間にかなおしてくれている・・・・。


　外科医だったらさぞかし名医になっていたろうに

　ナァ・・・・・・と時々

　思う。



　モッタイナーイの権化の昭南さんでした・・・・。