伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

小説を発信中

  
  
  
  

  

馬橇の道

2013-01-07 18:14:03 | 家族
 今年は温暖と言われている伊達市も

 ことの他寒い

 今日は風もあり

 毎日の買い物は(散歩も兼ね)

 最近は日中の暖かい時間に

 しているのだが

 それでもきつい・・・・。


 フードをかぶると前の道しか見えない

 今日はアイスバーンでなく

 雪が踏み固まっていて比較的歩きやすいのだが

 こんな日は

 いつも母のことが思い出される。

 私がまだ小さい頃

 母のあとを歩いていた

 2人ともひたすら黙々と馬橇のあとを

 家路に・・・・

 と

 急に温泉のイオウの匂いがした

 なんとなんと

 私達は国道から左に曲る道を通り越して

 20分近く歩き

 北湯沢温泉の入口まできちやったのだ

 

 馬橇の跡のような細い雪道を歩くと

 いつも

 あの時の2人をくっきりはっきりと鮮明に

 思い出される・・・・

 テープの巻き戻しのように・・・・

 

 人には忘れられない光景が

 幾つもあるものなのだろうナァー



 タミさんそちらの世界はどうですか・・・

 萬さんは待っててくれましたか

 2人の息子と安らかに眠ってくださいネ

 富美ちゃんが訪ねて行きましたか・・

 何なに・・・またコーセの化粧品を

 買ったって・・・

 いいよいいよ・・・そちらの世界はただなのだから

 


 

 私たちのことは当分呼ばなくて

 いっからネ

 その時が来たらサインするのでよろしくね・・・


 ナンチャッテ

 勝手なことばかり書いてしまった。


 懐かしくも切ない光景でした。



 30年代の馬橇

 広報あきたより




 現在の

 北海道開拓村の馬橇




コメント
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