伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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小説ジャコシカ・・・あと原稿一冊

2023-07-11 23:47:20 | 小説

秘境小幌が舞台のの小説

一昨年は私が・・・昨年はが入院と

思いがけず

二年近くも完成が遅れてしまった。

最近また更新して・・・今のところ順調

今度は眼がかすみスムーズにいかない。

昼に小説を更新することにしているのだが

ついつい夜になってしまうので

極力健康と眼のためにも日中の更新を心掛けている。

嬉しいことに残すところ原稿用紙あと一冊になった。

今のところ

ブログ更新は毎日

自分のブログと小説の更新の二刀流

大体4時間近くはパソコンの前に座っている。

苦にならないし生きがいなのでいいのですが

最近は姿勢も気になりだした。

 

またまた過去ブログより

 

 

小説半年ぶりに更新

2022-03-04 14:34:17 | 秘境小幌駅

秘境小幌駅が舞台のの小説

昨年で終了の筈だったが私が9月に倒れ入院・・・

そんな訳でしばらく小説から遠ざかっていたが

体調も良いようなので

今日からまた打ち始めた。

半年ぶりなので

なかなかスムーズに進まない

すつかりやり方を忘れていた。

いつもの倍以上の時間がかかった。

午前中小説を打ち

午後からはブログ

夜の12時過ぎは絶対パソコンを触らない・・・

と固く決めた。

当小説の貴重な読者の皆様

今日からまたコンスタントに更新しますので

逃げないでくださいませ。

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ジャコシカ216

2023-07-11 08:37:52 | ジャコシカ・・・小説

 しかしわしは、未だ二人に対して、どう答えどう説明して良いか分からないんだ。

 

 謝罪や釈明で済むことではない。

 

 もちろん許しなど望むべくもないし、望んでもいない。みんなごまかしになる。もっと逃れよう

 

もない、絶望的な答えでなければならないんだ。

 

 それがわしには分からない。

 

 もしかしたら、わしは考えることが苦手な人間だから、やはりただ何かが現れるのを待っている

 

のかも知れない。

 

 それで、流れ歩いてきたのかも知れない」

 

 鉄五郎が言葉を切ると、その音に耳を澄ましているかのように、漬物を噛んだ。

 

 それからコップに残る焼酎を、一気に空けて締めくくるように言った。

 

 「まあ、手紙について言えることは、そんなところだ。どうやら二人には余計な心配をかけてし

 

まったが、これからわしがどうするとか、どう変わるかということは何もないんだ。わしは相変わ

 

らず今まで通り、自分のことしか考えられない、無責任な人間のままなんだ。

 

 ただあやには一度、きちんと自分の過去のことについて話さなければならないと思っていた。

 

 あやのお父さんとお母さんには話したのだから、丁度良かった。良い機会だった。

 

 なんだかまた少こし、自分が変われる気がしてきたよ」

 

 鉄五郎の眼がいつになく、優しくあやを見ていた。

 

 「鉄さんのことが少こし、ほんの少こしだけれど解って良かったと思うわ。たぶん解ったなんて

 

言えないくらいだと思うけれど。

 

 でも良かったわ。身近にいる人のことを、私はもっと解らなければならないと思っているから。

 

 やっとそのことに、気が付き始めたところだから。きっとこれからは、鉄さんのことが違って見

 

えてくると思う。

 

 

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