心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

強大国アメリカ、中国、ロシアの政治が異常

2020年06月13日 | 世界
アメリカは先進的民主主義国と思いましたが、現代の社会状態は、ほとんどの人々が貧困層に沈んで苦しんでいます。民主主義なのにどうしてこうなったのでしょうか。自由主義のもと、少数の資本家にほとんどの人々がお金で操られています。資本家が作りあげた社会では、民主主義なのにほとんどの人々が低収益の事業・仕事に追い詰められています。貧困層の人々は、苦悩し、怒り、憎み、反社会的言動で鬱憤を晴らそうとしています。個人的犯罪、集団的暴動などが多発し、合衆国政治も州政治も機能不全に陥るほどです。貧困層が団結し、社会を改善するのではなく、貧困層の中で争うような混乱が生じています。アメリカはだんとつ世界一の軍事力の拡大をやめることができず、貧困層縮小の方策を取れません。社会混乱は深まるだけです。

中国政府は、人々の自由平等を軽視し、軍・警察を使わないと人々を管理できない状態です。政府は、1国2制度など、成り立つことがありえない制度に執着し、自分の政治のいい悪いを判断することができません。国土・国威拡大主義で人々の目を外に向けさせていますが、外国との対立を深める原因となり、政経分離による経済交流が不調となり、今後は国際収支の改善が低迷します。アメリカと対立し、税金を軍事力強化に使うので国民の生活水準の改善に回る分が減り、国民の不満が高まります。

ロシアは形は民主主義ですが、共産主義時代の社会慣習が残り、少数の権力者が人々を操る仕組みが現代も機能しています。人々の民主主義知識が浅く、国土・国威拡大主義が人々を操るのにまだ有効な状態です。やはり、軍事力維持に熱心で、税金は貧困層縮小に回りません。しかし、人々の知識水準は向上します。人々は政治に疑問を持つようになります。

強大国は自国主義ですから国連を育てると考えません。国連を国益のために使うと考えます。国連が思うように動かないと、平然と非協力の態度をとります。平気で国連を無視して勝手な行動をとります。まだまだ世界は混乱します。

このような世界の状態の中で、世界の民主主義者は、人々の生活水準改善の道を考え、国をこえてよく情報交換し、静かに権力者政治家の活動基盤を崩していかなければなりません。非民主的な国ではまずは民主化がだいじです。民主化が実現すれば権力者政治家の基盤を崩すことは比較的容易です。人々は自分の人生を政府に考えてもらうのではなく、自分で考え、自分達の生活水準改善に役立つ政府にすることがだいじです。

日本は、太平洋戦争における日本の愚行を忘れ、若い人々は、自分達が貧困層に沈みつつあるのに、強大国の言動に振り回され、「強い日本」に協賛し、国威拡大主義に重点を置き始めています。長い衰退期を歩みつつあると思います。折角の平和主義憲法を活かすことができず、戦前復古主義になっています。
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