心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

日本は強大国を先生にしてはいけない

2020年06月19日 | 世界
確かに中国は東シナ海での利権拡大を追求し、尖閣諸島をとろうとしているが、日本と戦争して日本を領土とする計画はないと思います。ロシアは北方諸島を日本に返さず領土としているが、日本と戦争して日本を領土とする計画はないと思います。中国人やロシア人がおおぜい中国やロシアに近い日本の地方に移住し、人口が増えたところでその地方を自国領とするような侵略はありえると思います。侵略的な国からの移住は将来の戦争の原因になると思います。このような移住については確かに日本は要注意です。

中国やロシアから超高速誘導ミサイル攻撃を受けるという予測は、中国やロシアの政治水準の低さを考慮しても、日本が戦争主義国でないかぎり当たらないと思います。しかし、日本はアメリカと同盟すると言っています。在日アメリカ軍があります。アメリカは戦争主義国です。アメリカとの同盟が日本が中国やロシアから最新兵器で攻撃される恐れを生んでいることは確かだと思います。

したがってアメリカとの同盟は日本にとって非常に大きな問題です。

第二次世界大戦後、民主主義のアメリカ対共産主義の中国・ロシアの冷戦時代、日本はアメリカの軍事力で中国・ロシアの支配下になることを避けることができました。当時は中国人もロシア人も共産主義がいいと思っていましたから日本の共産化は中国やロシアの歴史的使命と思ったでしょう。しかし、人々の生活水準の改善を見ると民主主義の方がいいことはその後の歴史が証明しました。だからロシアは民主化し、中国は政経分離で民主主義国と経済交流を始めました。

中国やロシアは戦争で日本を共産化する歴史的使命を失いました。日本を支配下におけば日本人の生活水準を今より上げることができるなどと考える政治家は中国やロシアにはいません。時代遅れの国土・国威拡大主義で日本を支配下に組み入れたいと思う権力者政治家はいるかもしれませんが、自分の命を犠牲にし、日本と戦争し、日本を自国の支配下に入れたいなどと考える中国人やロシア人はいないでしょう。せいぜい、尖閣諸島は中国領と思うとか、北方諸島はロシア領と思う程度だと思います。

強大国アメリカ、中国、ロシアの権力者政治家が描く戦争劇の一役を買ってどうして日本が中国やロシアと戦争する必要があるでしょうか。日本は、アメリカ、中国、ロシアにこの戦争劇はどの国にも大損をもたらすだけと静かに説得する立場に移るべきです。飛んでくる超高速誘導ミサイルを早期に見つけ破壊する防衛技術の開発、ミサイル発射を的確に予測し、事前に敵ミサイル基地を破壊する攻撃技術の開発、宇宙防衛技術、・・・。こんな戦争劇に参加してどうして日本の人々の生活水準を改善できるでしょうか。人々の戦争不安を除去できるでしょうか。

50以上の原子力施設がある日本は戦争に非常に弱い国であることを自覚すべきです。やる気なら敵は通常兵器で簡単に日本を破壊できます。「強い国」ぶって大敗するのでなく、世界最先端を行く平和憲法を信じ、愚直に平和主義で外交を行い、世界に通用する法を説き、人々の生活水準向上に役立つ技術開発で世界最先端を行き、外国の人々の生活水準向上に役立つ技術輸出を行う国であるべきです。戦争が大嫌いな国を戦争劇に誘うような強大国はないでしょう。強大国は日本を平和ボケと馬鹿にして相手にしないでしょう。強大国に相手にされない方が日本は平和です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする