心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

アメリカの日本占領は終わりに近づいている

2020年06月26日 | 世界
日本の防衛に関する従来の政府および自民党の考えは、攻撃的防衛をアメリカ軍が分担し、通常防衛を自衛隊が分担するというものでした。よく政府は日本はアメリカの核の傘の下にいると言ってきました。核兵器による攻撃は最大の攻撃的防衛だからです。

ところが最近安倍晋三内閣も自民党も敵基地攻撃力を持ちたいと言います。アメリカが、アメリカ軍が日本の防衛のため日本の敵の基地を攻撃するならば大幅に在日アメリカ軍維持の分担額を増やしてほしいと言うからでしょう。自衛隊はアメリカの戦争に協力してほしいと言うからでしょう。

在日アメリカ軍に対する思いやり予算すら、日本の人々はもっと減らせと言います。いくらアメリカから強い要請が来ても政府は上げることができません。思いやり予算を増やすより、アメリカ軍基地を縮小せよと日本の人々は言います。来年4月以降について新しい思いやり予算を日本はアメリカと協議しなければなりませんが、安倍内閣は、アメリカから新しい要請はきていないと言います。きていないはずがありません。安倍内閣は人々に現状維持できるような言い方をしています。恐らく日本は、アメリカとの武器開発に協力したり、アメリカから買う武器を増やしたりすれば、思いやり予算を増やさなくてすむと考えているのではないでしょうか。

また、自衛隊を日本の防衛戦にしか使わないと明言してきた政府および自民党です。憲法を変えることもできていない今、アメリカに戦争協力することができません。当然のことながらアメリカは、日本の防衛のためアメリカ軍が日本の敵基地を攻撃する義務はないと言います。安倍総理は憲法第9条を変えることに焦っていますが、日本の人々は、第9条を変える必要はないと言います。第9条を変えないまま、安倍内閣・自民党は、敵基地攻撃力を日本が持つしかないと考えるようになりました。

アメリカが日本の防衛から手を引き、かつ日本が中国・ロシアの基地攻撃力を持っていないと、中国・ロシアは日本を侵略するかが問題になります。日本政府は、平和について中国政府・ロシア政府とどのような話し合いを行っているか日本の人々は知る必要があります。日本政府は明言しないが、中国・ロシアは日本を侵略することを暗示する言動はとっていないと思います。(注)中国は尖閣諸島を中国領と言っています。ロシアは北方諸島はロシア領と言っています。そこまでではないでしょうか。
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