いかに今中国が自由経済を尊重するようなことを言っても、それは世界支配を確立するための一時的手段であって永遠の方針ではありません。共産党にとって都合が悪くなれば平気で自由経済をやめ、統制経済に変えます。永遠に中国から安い製品を輸入できることはありえません。
いかに今中国製品が安くても中国からの輸入に依存する経済体質にしてはいけないと思います。
ところで、技術開発と生産については、すべての分野で中国に勝てとは言いませんが、競争意識をもって日本は技術開発と生産に取り組むべきと思います。
ほとんどの日本人は日本で生活して日本で一生を終えます。日本の生産力が弱くなると、人々は第三次産業に流れ込みます。日本は1990年頃を境に国内生産から海外生産重視に変わったが、経済は低成長になってしまいました。中間層が縮小し、貧困層が拡大しています。次の飛躍につながる貧困層拡大ならいいのですが、次の飛躍に関しては何も希望がありません。未来がわからない状態だと思います。現在の金融緩和は産業論がないので富裕化に活きていないと思います。不良政府、不良企業の延命に役立っていると思います。
当面苦しくても技術開発と生産に投資することが必要ではないかと思います。金融会社、貿易会社が高収益を上げても大半の国民が貧困に苦しんでいるようでは国全体としては貧困化が進むと思います。
国は税収があがらなければ政治は苦しいだけです。貧困層に生活補助金を出さなければなりません。生活補助金は生産的ではありません。未来への投資になってません。今日の生活費にすぎません。
資本家に人々のこと、国のことを考えよ、技術開発と生産に投資せよと言っても目先の利益のために投資するのが資本家の傾向です。人々のことを考えなければならない国が、技術開発と生産振興に税金を回し、もって、将来、税収増をはかることは、自由経済重視下でも必要なことではないでしょうか。
自由経済だ、しかし人々は貧困だでは自由経済がいいとは言えないと思います。