心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

中国は歩み寄りの姿勢で隣国との国境問題に取り組むだろうか

2023年07月16日 | 世界

中国は押せ押せの姿勢で隣国を威圧し、限界を見極めて国境を定めていると思います。インドとの国境争そいはそろそろ終わりにしたいと思ったようで、インドと中国が互いに歩み寄り、双方が受け入れられる国境問題の解決方法を見つけ出したいとインドに伝えたそうです。

中国は経済成長鈍化を痛感しているようで、インドとの国境争いはお互い「消耗」になっていると述べています。今後は相互に支持し合うべきと述べています。中国不信のインドが、中国企業の活動を規制する動きを示していることを心配し、差別的でないビジネス環境の確保も求めたそうです。

アメリカが、中国との対立を意識し、従来控えていたインドへの武器輸出を拡大する動きにでたことを中国は非常に気にしていると思います。

アメリカは中国包囲網の強化に取り組んでいます。ヨーロッパも中国を、経済安保上脅威と見て、対抗策を講じる動きです。先進国に加えて新興国のインドまで中国を警戒するようになると中国優位は実現しません。

現在の中国の動きは策略的で真の世界平和を希求したものではありません。化けの皮を隠すことが下手で、新興国、開発途上国から永遠に信頼されるか疑問です。

現実を無視し、尖閣諸島は中国の固有の島と主張し、周辺で漁業を営む日本漁船を海警船で追い回すなど、国連安保理常任理事国の中国のやることではありません。歩み寄りの姿勢で中国が日本との国境問題に取組んでいると思う人はいないでしょう。

中国は、弱くなると、共産党一党独裁に対する国民の批判が強まります。しかし、強い中国を演じ続けることは苦しいことであり、本質、無理があるのではないでしょうか。

 

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