シーチンピン中国主席は、中国の政治で、チベットの数世紀にわたる極端な貧困を克服した、今後は質の高い発展に向けた努力を強化すべきだと訴えたそうです。また「人民の幸福こそ究極の人権だ。発展は人々の生活を向上させる鍵を握る」と述べたそうです。
中国は軍事力でチベットに侵攻し、併合し、チベット仏教的社会を強制で中国化し、因習を打破してきました。その結果、チベットの人々の唯物的生活水準は上がったようです。チベット仏教信仰が今どうなっているかわかりませんが、学校が中国化されているでしょうからチベット仏教的慣習は弱くなっていると想像できます。かつてのチベット仏教の権威はなく、政教分離になっているのでしょう。
隠れチベット仏教信者は大勢いると思いますが、昔のチベット仏教的社会に戻ることは容易ではない状態でしょう。
シーチンピン主席が言う「高い質」とは何でしょうか。中国の共産主義・社会主義ということでしょう。チベットの人々も共産党員になれということでしょう。漢人だって自由民主主義を求める動きです。共産党員になる人は権力志向の人だけではないでしょうか。
共産党に服属することで本当に人は幸福になれるでしょうか。
私は、自公の政治に不満ですが、戦後の自由平等平和、自由民主主義に賛成です。現在、自分は幸福だと思っています。中国共産党がいかに人々を良導しても、自由がなかったら幸福とは実感しないでしょう。
シーチンピン主席が言うとおり、人民の幸福こそ究極の人権だと思いますが、不自由非民主主義、強い社会主義では究極の幸福は実現しないと思います。
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