これまでの情報では、岸田総理は、国連改革が必要、核軍縮が重要と訴えるそうです。
ロシアのウクライナ戦争は、国連安保理の機能不全を示す、拒否権を持つ常任理事国が戦争しているからだと述べ、拒否権の制限などを提起するそうです。核拡散防止条約再検討を重視し、核兵器不使用の継続を呼び掛けたが、ロシアの反対にあったことも問題にしています。
台湾に軍事的圧力を強めている中国対策としてバイデンアメリカ大統領と面談してアメリかとの連携を強化したいとも述べているようです。
従来のように安保理常任理事国になりたいとは言っていないようですが、常任理事国の拒否権の制限案は、中途半端で実現性はないと思います。国連総会の優先を提案した方が実現性は高いと思います。
核拡散防止条約再検討でなく、核兵器反対なら、さっさと日本は、アメリカの核の傘の下にあることをやめ、核兵器禁止条約を批准すべきです。アメリカの核の傘の下にあって、核兵器不使用を主張しても岸田総理に説得力はありません。核兵器がなく、日本は無力だと思うなら、いっそのこと、中立を宣言した方が、日本の安保になります。世界は日本は戦後一度も戦争しなかった真の平和主義国と評価しています。中立を評価するでしょう。岸田総理の防衛力強化論は、日本を戦場にする恐れを高めています。
戦争による中国の台湾併合問題ですが、中国との経済交流の実績を踏まえて中国に真剣に説得を続ける外交方針がうかがえず、アメリカの軍事力に頼るのは安易すぎます。このような外交方針は中国との対立を深め、アメリカにとっても中国にとっても日本にとっても無益有害です。クワッドの一角として日本が期待しているインドは日本に同調しないと思います。
総合的に判断して岸田総理の考えは中途半端あるいは世界の分断を深めるもので世界にも日本にも役に立たないと思います。
ウクライナ戦争を始めてしまったロシアですが、経済交流の重要性を再認識し、戦場を小さくせざるをえない動きです。自分の失権を恐れるプーチンロシア大統領の我が強く働いて軍をウクライナから撤退させる決心ができないようですが、現実、ロシア軍の補強は困難で、プーチン大統領およびロシアの苦悩が続きます。ロシア軍・軍人が戦争非協力を決心すれば、戦争は終わります。プーチン大統領は失脚してロシアは平和な経済交流国に戻るでしょう。
日本はもっと憲法に自信を持つべきです。問題多き安保理常任理事国に振り回されているような外交では世界平和に貢献できません。アメリカがこわい、中国がこわい、朝鮮(北)がこわい、ロシアがこわいと言っているようでは永遠に日本は低迷します。