岸田文雄総理は、国連総会で、国連改革、安保理改革と言ったが、苦難に耐える決心をしたのでしょうか。実現を期待しない軽口だったのでしょうか。安倍晋三元総理の国葬と同じで、国会での議論も、国民的議論もせず、個人的に行動したのでしょうか。アメリカ派が支配的と言われる政府職員幹部、自民党は、国連改革について議論してきたのでしょうか。
政府職員幹部、自民党はアメリカと仲がいいが、国連改革についてアメリカと議論してきたのでしょうか。
外務省は、岸田総理の演説の内容についてどの程度関与したのでしょうか。岸田総理を利用して外務省は世界の反応を見てみたいと考えたのでしょうか。言動が軽すぎないでしょうか。
私は個人として自由にものを言いますが、総理は国民を代表する立場にあります。
第二次世界大戦の地獄を経験して世界各国は国連による世界平和づくりを肯定し、国連に加盟してきたと思うが、戦後の国連安保理常任理事国(国連創設国)の思い上がりはひどく、威張る度合いがどんどん強くなってきました。特に自由民主資本主義のアメリカは第二次世界大戦で連合国側を勝利に導いたし、軍事力、経済力が抜群だったのその威張りようも群を抜いていました。それに反抗するかのように共産主義革命で国づくりをおこなったロシア、中国はアメリカと競争するようになりました。世界平和を追求する国連憲章は、何と国連創設国によって無視され、これらの国は国連破壊国になりました。
世界はこれを嘆き、威張る常任理事国の地位を下げるべく、安保理の理事国を増やすとか、国連総会重視を始めました。人間的世界機関は常任理事国も設立に反対することが少なく、いろいろな機関が誕生しましたが、多くの世界機関が常任理事国の非協力に悩まされています。国益に反すると思うと常任理事国は、国連総会主導の条約を無視します。
たとえば核兵器禁止条約は、人類のための条約ですが、常任理事国は一国も賛成していません。常任理事国は国連を無視し、世界を無視しています。間違いなく世界平和の邪魔をする国です。
アメリカとの同盟を基軸に外交を行う、アメリカと同盟するなど言っている岸田内閣がどうやって国連改革、安保理改革をやるのでしょうか。理解不能です。