ロシアのウクライナ戦争で、朝鮮軍人が10万人規模でウクライナに行くとか、朝鮮の武器弾薬が大量に買われるとか、事実かどうかわからない情報が流れていますが、朝鮮にとってロシアの戦争はプラスになっているのかマイナスになっているのか、よくわかりません。
最近朝鮮が、南側からの侵攻の恐れが大きくなったら、侵攻がなくても恐れだけで核兵器で先制攻撃をすると警告したのは、朝鮮の防衛力が弱くなった不安、南側の軍事訓練が、侵攻を思わせるような脅威を与えている不安を反映したもので、ロシアの戦争も悪影響を与えていると思います。
一方で、朝鮮の最高人民会議と思いますが、朝鮮軍や朝鮮労働党とは違う文民側が、ちょっと自由な発言をするようになった感じがします。日本の国会に相当する機関ですが、労働党が上位にあって、その決定に従う立場と言われています。しかし人々の生活水準の低さを問題にし、自主的に問題解決方法を検討する動きが出ているかもしれません。
軍が先鋭化しても、今の朝鮮では人々の生活水準の改善は待ったなしの大問題です。文民が軍の計画を批判しない限り、生活改善努力を軍に否定されることはないのではないでしょうか。文民の自発的生活改善努力が、もし事実なら、朝鮮に希望をもたらすと思います。
日本は先鋭化する朝鮮軍に備えるだけでなく、人々の生活改善になる文民の改善努力を支援する道を国連の人道活動と合わせ、探ってみるといいと思います。朝鮮と日本は1海路ぐらいつながってもいいのではないかと思います。絶交では現在の深刻な問題が解決しないことは明白です。
