退屈しないように シニアの暮らし

ブログ巡り、パン作り、テニス、犬と遊ぶ、リコーダー、韓国、温泉、俳句、麻雀、木工、家庭菜園、散歩
さて何をしようか

幸福な世界 9

2015-10-18 04:04:31 | 韓で遊ぶ


尽きることのない愛
11歳の娘のジミンは、我が家のアイドルである末っ子です。ですが、最近になって、お調子者の兄に悩まされる日々が多くなり、自分にも妹がいたらという気持ちが切実になりました。40を超えて子供を生むことも出来ず、娘の切実な願い気づかない振りをすることもちょっと、、、。何日か悩んだ末に、私は国の姉妹縁組を思いつきました。貧しい国に暮らす子供に、生活費と学費の助けになるように月々お金を送ることです。国は違うけれども妹のような子供に手紙も書いて、大事な友情も積み上げてみれば、互いにいいことだと思いました。娘の新しい妹になった子供は、目の大きなかわいいカンボジアの8歳の少女でした。
「この写真の中の子供がお前の妹よ。本当にかわいいでしょ。」
「ええ、お母さん、本当にかわいいわ。」
たとえ会えなくても、妹が出来たという事実だけでも娘は興奮を隠すことが出来ませんでした。少女の両親は大地を耕す農夫で、6人の子供を育てていました。
「ところで、お母さん、妹がとてもやせていて胸が痛いわ。今日から私もお小遣いを貯めて妹に送るわ。おいしい物をたくさん買って食べることができるように。」
そばで世話できないことが残念なのか、娘は、妹のためになることを探すことに頭を使い真心を傾けました。古い服を着て明るく笑っているカンボジアの少女の写真を自分の部屋にかけておくこともしました。
「おはよう、私の妹。元気でいるでしょ。会いたいわ、、へへ、、、」
愛する妹のために、好きなおやつもやめて貯金の虫になった娘、、、。他の人の困難を理解しその痛みを共にする幼い娘の心が奇特だと思いました。二人の子供が互いの鏡になって、それぞれの夢を広げていけたならば、それよりもいい贈り物があるでしょうか。尽きることのない乾くことのない思いやりで、互いを理解していくカンボジアの少女と娘、ジミン。二人の子供が健康ですくすく育って、大きな夢を広げていくことができるように、しっかりした後援者であり、母として暖かい安息の場になろうと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする