今日の朝刊の川柳に面白いものがあった。いつも興味深いお腹の底から笑えるものばかりだが、今日のものは安倍総理が打ち出したあの国民全員10万円給付についてのものだ。それは
「10万」ももとをただせば俺のカネ 埼玉県の男性
先日も書いたが安倍総理が国民全員にひとりあたり10万円を支給する決断をしたが、それはこのコロナ禍の難局を切り抜ける為国の財政を切り詰め思い切って赤字を覚悟で予算をひねりだしたとまるで国民を助けるといわんばかりの口調での記者会見だった。これを額面通りに受け取った人は少数だったのではないだろうか。今日のこの川柳にある通り国民が得られたであろう所得を10年20年と吸い上げていた政府はタンマリ懐を温めていたハズである。軍事予算にまたはH2Aロケット開発や偵察衛星開発などに向けられていたと思うがそれはそれで由しとしていかにも助けてやったといわんばかりの演説はシラケそのものである。
10万円の国民全員に配布は平等にが主眼であろう。カネ持ち優遇は許さないかもしれない。吸い上げた国民の所得の再配分がウラに見え隠れするが日本の経済成長の鈍化をさせたのはこの辺りにありはしないか。中国に抜かれたのも国力低下の原因にもなってはいないだろうか。今日の川柳の作者の気持ちを安倍さんはどうお感じになるだろうか。