安倍総理が遅まきながら緊急事態宣言を発した。吉村大阪府知事などは早くから宣言を出すべきだと言っていたがやっとといった感じである。宣言下は東京神奈川埼玉千葉大阪兵庫福岡の7都府県である。期間は約1カ月で5月6日までを想定している。都市封鎖はしない。スーパーや公共交通機関は平常通りでオーバーシュートなど大規模感染を防ぐため極力外出を控えていただくようにするといった骨子だ。生活に必要な病院やスーパーにコンビニや銀行の窓口などいつもの生活に身近な場所はこれまで通りだが、理髪店が休止の対象になっている。私自身、理髪店が3つの密に含まれていると感じたから行くのを控えていたがやはり当たっていたようで丁度行く時期が2月でそれから2カ月が経過して頭の髪が相当に伸びてきている状態だ。ここまできたら緊急事態宣言が解除されるまで辛抱してみようと思う。床屋の経営はここしばらくが正念場といったところか。これはほんのほんの一部のもので日本全体の経済的緊急事態はどれほどなものなのか。政府の事業規模108兆円、現金給付6兆円などでそれらが困窮者に配られるのか。長期に渡ってゼロ金利政策の採用で各個人から国や企業への所得移転が継続されている。政府はこれまでのこの”貯金”をいま吐き出すといった事態に追い込まれているのではないか。
南極観測船「しらせ」が6日横須賀港に帰ってきた。5カ月ぶりの母港入港だ。4日短縮の航海だったようでそれは豪州シドニーでの滞在がコロナの影響で短縮された結果という。通常空路帰還した昭和基地からシドニー港まで同乗した観測隊員が出迎えるがそらは今回はなし。
「しらせ」は61次観測隊員約70人と約1千トンの物資を昭和基地まで届けその大役を無事終了させた。お見事と言わざるを得ない。