12月21日は冬至にあたる。陰が極まって陽に向かう日である。例年この日はまだ本格的な冬の到来をせずにまだ温かいとして冬の真ん中であるが本当の冬はこれからだとされる。事実1月の半ば頃に一気に気温が下がり始め2月いっぱいその傾向が続くようだ。しかし今年はどうも違うようで先週初めころ寒気が日本列島を遅い日本海側にドカ雪を降らせて関越自動車道などで多数の車が立ち往生してしまった。12月にこのような現状は珍しい。今冬はどうやら寒いという予想である。明日から太陽は次第に北上して日足も延びてくる。南極の昭和基地の皆さんは逆に今日を境に陽がまた傾き始めお陽さまどうかこのままの姿でいてくださいと願っておいでのことではないだろうか。しらせも到着して機材や燃料の輸送に大忙しといったところであろう。
昨日午後5時50分頃、木星と土星の大接近を見ることができた。明るい木星のすぐ上に土星が暗く乗っかるようにみえた。日頃あまり天体に興味を示さない家内と一緒にみた。手にしていた双眼鏡で見たがあまり焦点が合わずに肉眼で見た方がはっきりしていた。双眼鏡だがそれは家内が手にしていたものでその点、こういう場面ちゃっかりしているのはあちらさんのようだ。木星は時々目にするが土星をはっきり意識してみるのは今回が初めてである。我々の地球はこの木星と土星に守られて生きているという。太陽系以外からやってくる巨大隕石の衝突をこの二つの星が盾としていてくれるのだ。事実シューメーカーレビューという隕石が木星の巨大な重力圏につかまりバラバラになって木星の衝突する映像をみた。今日の夕刻も見えるだろうか。