義士祭

2021-12-14 18:45:46 | 日記
 12月14日は赤穂四十七士の吉良邸討ち入りの日だ。何年か前に赤穂義士祭を見に行ったが大変な人出であった。サラリーマン時代、東京本社に転勤になった昭和49年だったか、まだ小学校1年生になった長男と5歳の次男と家内と共に東京高輪泉岳寺の浪士のお墓に詣でた。
  赤穂浪士となればこれまでのNHKの大河ドラマが真っ先に思い起こされるが私がいちばん印象に残っているのは堺屋太一原作の「峠の群像」で大石内蔵助を演じた緒形拳さんを挙げたい。無口であまりしゃべらない内蔵助をうまく巧みに演じておられたような緒形さんが頭の中に残っている。まだビデオデッキが一般化しなかったと時でほとんどの皆さんは録画をお持ちではない時代ではなかったかと思う。あの頃はサラリーマン黄金時代だったかと。年末は30日に会社の事務所を大掃除して事務所の机の上に白のシーツを掛けみんなでお酒を酌み交わしてこの1年を振り返って騒いだものだった。よい時代だった。今ではこのような光景は絶無であろうか。忠臣蔵の物語もここしばらくは復活しないようなそんな世の中の姿である。