物事は始める時より止める時の方が難しい。今日の新聞のコラムにあるロシアのウクライナ侵攻を取り上げているものだ。戦争に限ったことではない。会社を興す時でも我々一般人に最も身近にある結婚でも同じことが言える。
会社を起業する時、資本も揃い商品も一定の数量を整えさあお得意様に紹介して買ってもらおうと赤白の幔幕を張って喜びの船出である。順調な船出で結構かと思うが順風満帆に行けば文句なし。しかし世の中そううまく行く場合は少ない。必ず何かの逆風に見舞われ多くが店じまいを余儀なくされる。多くの場合資金に問題ありでその清算に自宅の提供などあらゆるものをもって行かれるだろう。
結婚する時も同様だ。一目ぼれなど一緒になるときは簡単だ。だがそれは果たして長続きするかどうか。何かのはずみでハイさよならする時も多々あるに違いない。子供があれば養育費に遺産相続などなど諸問題が山積みだ。
特に戦争は止める時が難しい。今回のロシアだがどうやらロシアに有利に向かってはいないらしい。負ければウクライナの領土は保証されるし賠償金問題が持ち上がるだろう。日本は日露戦争で賠償金は取れなかった。相手におカネが無かったからだ。今回想定される賠償金はエネルギーの無償提供だろうか。米国やNATO諸国はもちろん日本も顔を出すだろう。ウクライナ復興に膨大なおカネをロシアに請求されよう。ロシアは大国どころか無一文の最貧国に落ち込むだろう。