来日中の米バイデン大統領が台湾に中国が侵攻してきたら軍事介入ははっきり「イエス」と明言した。それが約束だとも念をおした。ロシアのウクライナ侵攻で中国の台湾解放が現実味をしてきた昨今でこれまでの曖昧な言動から一歩前へ出た感じを記者団に与えたことは時事である。そもそも今回の韓国日本に来た目的は対中国包囲網の確認で日米豪インドのクアッド首脳会談もそれであって米国の主対象はいかに中国の進出を抑えるかが米国の目的なのだ。当然台湾に対して武器援助などで中国包囲網の要としての場所だからその発言はなんの変わりはないものとして受け止められているが、はっきり「イエス」と言ってしまったものだから中国は「やはりそうなのか」と激しく反発している。
米国の太平洋支配の要の位置にあるわが日本だが米国が世界中で最も重視しているのはそれこそ日本のこの位置であって米空母打撃軍の母港である横須賀と沖縄嘉手納基地があるのはそれであって中国に睨みをすえていて中国北朝鮮などヘンな動きをすれば大変なことになりますよと言わんばかりなのだ。
あのベトナム戦争を思い出してもらいたい。第二次世界大戦で使われた爆弾の総量以上のものがあの狭い北ベトナムなどに投下された。今のロシアのウクライナでの戦い方などは米国からしてはなんとチャチな子供の喧嘩のようにしか見えないのではないだろうか。習近平さんはそれをよくご承知のようで外へ出たくても思うように出られない悔しさを内心お持ちのようである。