韓国海軍が先の北朝鮮が打ち上げ失敗で日本海に墜落したロケットの残骸を引き揚げたようだ。今後米韓両軍でこのロケットを詳細に調べ上げるようだ。
第二次世界大戦中、米軍に無期で捕獲されて徹底的に調べ上げられたセロ戦がその後の戦争の趨勢に影響したことはよく知られている。当初はゼロ戦とは戦うな、打ったら逃げろとかまたは1対1の戦いではなくて3機編隊でやっつけろと司令官は訓示したとかだが、ゼロ戦の性能を調べ上げてそれ以上の能力のある戦闘機を開発して世に出たのはグラマンF6Fだった。
北朝鮮もロケット打ち上げについては日本や韓国を意識して打ち上げコースを考慮しているようだが北朝鮮の不幸は国の立地条件が悪く打ち上げコースが限られていて今回のようなコースを取らざるを得ない。結果として失敗した場合はこのように残骸を他国特に敵対している韓国は日本米軍に見せてしまうものになる。発射の映像で大よそのものは知られているが機械の性能までを知られてしまうのは北にとっては大きな痛手であろうか。
金世正さんの近々打ち上げはやはりカラ威張りだったようでこれからをじっくりと見させていただきたい。