志村けん さん

2020-03-31 09:22:59 | 日記
 29日、ザ・ドリフターズのメンバーの志村けんさんがお亡くなりになった。70歳。新型コロナウイルスによる急性肺炎という。17日に倦怠感が始まり19日に発熱や呼吸困難になり20日に入院して23日に新型コロナの陽性反応となった。20日の入院時には既に意識がなかったとかである。1974年(昭和49年)に故荒井注さんに代わってドリフの正式メンバーとなり以後は皆さんのご存じの通りの大活躍であった。
 昭和49年ころといえば団塊世代の子供がどっと増えその子供たちが小学校へあがる時代だった。私にも二人の男の子がいてその二人はあの「8時だよ、全員集合」の時間はテレビの前の指定席だった。大人が見ても結構面白いのがあった。それはヒゲダンスで加藤茶さんとの曲芸で投げた果物を尖った槍先でうまく突き刺す芸当でなかなかのものだった。小柳ルミ子さんとの夫婦ギャグでちょっぴりお色気もあり想い出は尽きない。ドリフもリーダーのいかりや長介さんを亡くし面白みのメインの志村けんさんを失い時代の変遷を実感する。人を笑わせるということがいかに難しいものか、それはその人の持つ天性の技であってなかなかマネではできるものではない。幸い実兄の知之さんがけんさんそっくりでたまにはテレビで弟のマネでもしてあげて欲しいものだ。
 けんさんはかなりの喫煙家でお酒も随分お飲みになっておられたようだ。喫煙が悪影響を及ぼすことはもう知れたことで若い時代にはそれほどだが、丁度60歳代後半から70歳代にかけてグンとその影響が出てくるといわれる。けんさんの表情だが最近やつれてきているなと心配していたがやはり体調に変化があったものと本人は自覚していたハズだ。健康診断は受けておられたのかどうか。受けていたのなら医療機関からなにがしかの通知があったはずである。
 私は思う。ドリフのリーダーのいかりやさんはあの番組で大声を張り上げリーダーとしての役割に徹しておられそれが長年溜まってか喉のガンでお亡くなりになった。志村さんは受けたギャグで皆さんを喜ばせようと頑張り通してこられたのに違いない。身体の不調を隠して対応されていたのかもしれない。60歳を過ぎるとやはり自重しなければならないということか。長生きとはそういうものかもしれない。
 同じ日に山本博之さんの訃報もあった。63歳。腎盂ガン。テレビの歴史番組でお馴染みの東大の近世史の専門家だった。江戸時代の武士の生活模様などを分かりやすく解説してくださった。63歳とはこれも少し若すぎる死のようだ。残念なことばかりが今日の新聞にある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿