「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

勉強には良い記事、どこが正しくどこが間違っているか❓<2025・01・15

2025-01-16 19:21:55 | 日本の政治経済

現代ビジネス 2025.01.15
『Xでの政治介入に各国もうんざり…イーロン・マスクの“暴走”を許したオールドメディアの「罪深さ」』
https://gendai.media/articles/-/145001?imp=0

個人名は挙げませんが、それなりに知名度のある国際政治学者の投稿記事です。
大体、論調は米民主党よりメデイアの情報を、そのまま垂れ流していると言えるでしょう。

「 グリーンランドの領有やパナマ運河管理権の奪還など、大統領就任を間近に控えたトランプは、暴走・暴言のオンパレードである。
 そして、トランプ最側近の実業家イーロン・マスクも、負けてはならないとばかりに、極論を展開している。とくに、欧州諸国の極右政党を支持することを公言し、ヨーロッパでは批判の声が高まっている。」

これを一方的に悪いと決めつけて、悪い証明をしようとしています。特に「X」を利用しての批判は悪いと言っています。
しかし、考えてください。
これまで米大手SNSは、米民主党支持の情報を優先し共和党を否定するような情報を優先的に流していました。米民主党は、大手SNSの経営者ではありません。しかし、自分の政党に有利なようにSNS各社に取り扱ってもらえば、同じことをしていたことになります。それについては、全く触れていません。
そして、そもそもトランプ氏やイーロン・マスクの主張が正しければ、全然間違えていることになります。

一方的に誰か(何か)を批判するのが最近の遣り方です。何故、悪いかはプロパガンダを主張して終わりです。あとは、陰謀論とかフェイクニュースとか決めつけて、葬り去ります。
民主主義を心配する筆者が、そもそも民主主義の原則から逸脱しています。

これは、米民主党とヨーロッパの左派政治家に共通しています。
「自分たちは正義」
「それに逆らうのは、独裁者」
この決め付けパターンです。
これは独裁的手法であり、民主主義とは全然違います。
「自称:民主主義者」、「中身:集団的独裁者」が、多すぎます。

イーロン・マスクがヨーロッパの一部政治家や政党を激烈に批判するのは、これらが「集団的独裁主義者」だからです。
イーロン・マスクが考えているのは、本来の民主主義を取り戻すことだろうと思います。
筆者の理解は、まるで正反対ですね❓
それは筆者も「自称:民主主義者」の立場に立っているからです。それに気が付いてすら、いないのだろうと思います。
「自称:民主主義者」には、このような人が沢山います。
そして知名度があり、自分たちの考えを拡散します。
こうして中身は全然民主主義でない「自称:民主主義者」が増殖していきます。
民主主義と言う言葉の使用は、止めたほうがいいと思います。
余りにも中身が歪められ過ぎていると思います。

結局のところ、今民主主義と言っているのは「多数決決定主義」を言っているに過ぎません。
民主主義と言う言葉の使い方が違いますし、民主主義は非常に中身が曖昧であり、どうとでも使えます。
今はやりの使い方は、「中身:集団的独裁主義」を「キレイ」に見せかけるために使うことが非常に多く見られます。

むしろ、このような概念を現すには「自由主義」の方が、良いと思います。
「◎◎の自由」
独裁主義に対応する言葉は、自由主義です。

一時期イーロン・マスクが主張していた「絶対的言論の自由」の意味が分かりますか❓
聞いた当時は、私は理解できませんでした。
大分、後になって大手SNSが米民主党に有利なように情報操作をしていたことを知りました。
それについてメタの経営者がトランプ氏に謝罪したそうです。
2020年、米大統領選では大手SNSは米民主党に有利になるように情報操作をしていたと言うことです。

これが分かると、トランプ氏が「選挙は盗まれたものだ!」と言う理由も分かります。
イーロン・マスクが畑違いのビジネスであるSNSを買収したことも、今理解できます。
ここで「絶対的言論の自由」の意味も分かります。
SNS上の情報をどちらかに有利なように操作してはダメだ!と言う意味です。
情報操作や情報統制するぐらいなら、一切規制するな!と言う意味です。

どうでしょう❓
記事の筆者は、このようなことに「カケラ」でも触れているでしょうか❓
日本のテレビや新聞が極端に質が低下しているのは、このような識者、もっと酷い御用識者や学者や専門家が蔓延っているからです。新聞の部数やテレビの視聴率を稼ぐために視聴者や読者が好むような意見を言う人を使うからです。読者や視聴者のレベルが低いから、こんなテレビや新聞でも売れます。(最近は、どっちもシェアが低下していますが)
日本では、新聞・テレビ・雑誌の情報を信用する人が減ってもまだ60%以上います。
ヨーロッパやアメリカでは、大体30%位です。イギリスは最低で20%程度。
先進国で新聞やテレビを信用しているのは、日本だけです。

欧米人は「売らんかな!」でテレビや新聞が、結構嘘を付くことを知っています。
それはマスコミも権力だからです。
権力は時として嘘を付くことを、経験的に知っているのでしょうね❓

日本でマスコミの信用度が高い理由は、マスコミ自身が「自分たちは中立で事実を報道します」と視聴者や読者に「刷り込み」を行っているからです。常時、これをやっていると段々本当のように思えてきて、最後は信じるようになります。もちろん露骨には言いません。しかし折に触れそれとなく同じことを刷り込みます。こうしてマスコミの信用度60%強が作りだされました。これでも近年、低下したそうです。前は、もっと高かったようです。

だから❓
TOP SOCIETY 経済 学び
【2024年最新】報道の自由度ランキング 日本は70位に下落、ワースト3か国も総入れ替え
https://eleminist.com/article/3483

ほとんど独裁国家並みの「報道の自由度」になります。
日本人は、識者ですらこの自覚がないようです。
「そんなはずないでしょ❓」
識者や政治家も新聞やテレビを見て情報を得ているから分かりません。
若い人が新聞を読まなくなりテレビもあまり見ないのは、日本の「報道の自由度」の向上には、プラスに作用するでしょう。
「テレビを見てもらえない、新聞を読んでもらえない」
こうなれば新聞やテレビも少しは、自己改革するのでないですか❓

だから今日の例題の記事で、欠点や問題点を見つけて気が付くようにならなければ、なりません。
個人名を一切出さなかったのは、個人名を出せば誹謗中傷になってしまうからです。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。