ロシアの情報戦に柴犬で対抗、ウクライナ支援の「NAFO」はユーモアが武器
2023.07.17 Mon posted at 17:30 JST
https://www.cnn.co.jp/tech/35206639.html
味もそっけもなく言うと情報戦の一環です。
<NATO首脳会議の前日に?>
しかし動画の中でカラス首相は「史上初のNAFO首脳会議」に祝意を伝えていた。
NAFOはSNS上でロシアと戦うオンラインボランティア組織「北大西洋フェラズ機構」の頭文字。リトアニアの首都ビリニュスでこのほど首脳会議が開かれ、同国外相が開幕を宣言した。
そこのキャラクターに使用されているのが柴犬です。
<何をやっているかと言うと?>
NAFOのボランティア軍団は、言葉巧みにロシアの戦争に対するあざけりや荒らしを展開し、信用を失墜させる。主な戦場はツイッターとテレグラムで、ウクライナの支持者の間で相当数のファンを獲得し、世界の指導者の注目を集めている。
<つまり、ネット空間でロシアと侵略戦争をおちょくり倒すのが主な任務です>
<ロシアのプロパガンダやロシア寄りのシンパを見つけると?>
フェラズたちは、ロシアのプロパガンダやロシア寄りのシンパを見つけると、合成画像やユーモア、皮肉、揶揄(やゆ)のコメント投稿で対抗する。NATOにならい、相互防衛を定めた第5条を発動してフェラズ同士で応援を呼びかけることもある。
何もかも馬鹿馬鹿しいと感じのなら、それは正しい。だが偽情報やプロパガンダに詳しい専門家によれば、偽情報に対抗する情報戦争ではユーモアが強力な武器になる。
<引っかかった人・・>
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官がやったのは、まさにそれだった。エストニアのカラス首相のツイートが投稿された直後、ザハロワ報道官はこう書き込んだ。「NAFOはEU(欧州連合)が戦っているらしいもの、すなわち憎悪発言、不寛容、あらゆる形の外国人嫌悪を体現している。これこそ西側の偽善の本質だ。ロシアに嫌がらせをするためなら、我々は自ら嫌なヤツになる、と」
<ネット空間の戦いでは、重要なんだそうです>
NAFO運動にはウクライナ支持者だけでなく、ジャーナリスト、学者、アナリスト、兵士なども加わっている。2022年8月にはウクライナのオレクシー・レズニコウ国防相がNAFOフェラズに敬意を表し、ツイッターのプロフィル写真を一時的に柴犬のイラストに変更した。英国のベン・ウォレス国防相なども、NAFOの重要性を指摘している。
<その発端は?>
NAFOは2022年5月、カミル・ディシェフスキ氏が資金集めの一環として設立。ウクライナの義勇兵「ジョージア軍団」のために寄付した人に、犬のアバターを提供している。
※覚えていますか?ジョージア人の義勇兵がジョージア義勇軍団として(ウクライナ軍の正規軍として)ウクライナ戦争に従軍しています。2014年のドンバス紛争からだそうです。その意味で筋金入りの義勇兵で1500人規模を誇る最大の義勇兵グループです。ジョージア人とそれ以外のいわゆる特殊部隊経験者で構成されている技能の高い戦闘グループです。主に偵察や強襲などを任務にする高度な部隊です。
※この記事がジョージア軍団とウクライナの関係をよく書いていると思います。
『ウクライナを支援する義勇兵「ジョージア軍団」の高い戦力 ロシアのしたたかな手口は見破られていた』
2022/03/25 11:10
https://dot.asahi.com/dot/2022032500010.html?page=1
ジョージア軍団 (ウクライナ)
※リンクしないので検索してください。すぐヒットします。
外国人部隊に「日本人3人」 最大のジョージア隊司令官
2/15(水) 16:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8950f793df6d0fe56337eada31dc120101e8559d
ウクライナで20代邦人死亡 ロシアとの戦闘に参加
2022/11/11
https://nordot.app/963605560452464640?c=899922300288598016
ウクライナ南東部最前線で戦う「外国人混成義勇兵部隊」従軍記(ジョージア部隊の取材記事です)
これまでアフガニスタン、イラクの対テロ戦争を取材してきたカメラマンが ロシア軍が侵攻する激戦地へと飛んだ……
2022年06月27日
https://friday.kodansha.co.jp/article/248506