テコンドーを中心とした筋トレ、アンチエイジング

年齢に関係なく、筋肉、脳は鍛えるほどその重量、能力は増加します
テコンドーはインナーマッスルもバランスよく鍛えられます

アナフィラキシーショックに対する対応

2018年04月15日 19時51分36秒 | 京都第一赤十字病院

朝の日本医学放射線学会、必須講習の医療安全の項目で、アナフィラキシーショックの対応についてがありました。

スズメバチなどに刺されてアナフィラキシーショックで命を落とされる方は年に20人以上になると言われています。同様に薬剤によるアナフィラキシーショックで亡くなられる方もハチによるもの以上の方がおられ、その半分が造影剤によるものと言われています。
重篤なアナフィラキシーショックの症状は、
➀皮膚症状として、広汎な発疹、発赤。
②呼吸器症状として、呼吸困難、喘鳴、気道狭窄、低酸素血症
③循環器症状として、血圧低下、意識混濁です。

これらの症状が、出たら、市販薬では、エピペンと言われるアドレナリン製剤を筋肉注射を太もも外側にします。中身は、アドレナリン0.15mgと0.3mgのものがあります。

病院では、ボスミンを0.3mg筋肉注射を時間を置いて繰り返します。
静脈のルート確保して、急速に生理食塩水を投与したり、50cc単位でポンピング投与したり、アンビューマスクで酸素を送り込んだりします。
(ただし、普段から心臓のβブロッカーを投与されてる患者さんには、ボスミンが効果少なく、グルカゴンの静脈注射が必要なのは注意)
同時に京都第一赤十字病院では、救命センター医師への連絡も行います。
(付記 発疹、発赤に対しては、まずはH1ブロッカー投与し、それで効果少なければ次にH2ブロッカーを投与することもあります。)

声を大にして最後に一言。
とりあえず、躊躇せず、アドレナリン筋肉注射することが、救命率を高める決め手となります。

 

https://anaphylaxis-guideline.jp/pdf/guideline_slide.pdf