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中国の不思議なGDP統計 「消費が減ったのに投資増」「貿易戦争でも輸出増」【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2020年03月25日 06時10分50秒 | 日記

中国の不思議なGDP統計 「消費が減ったのに投資増」「貿易戦争でも輸出増」【澁谷司──中国包囲網の現在地】

中国の不思議なGDP統計 「消費が減ったのに投資増」「貿易戦争でも輸出増」【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

 

《本記事のポイント》

  •   新型コロナショックで、主要経済統計は軒並み二桁減
  • 「消費は激減」「投資・輸出は増」という不思議なGDP統計
  •   コロナ・貿易戦争以前に、習政権の"経済音痴"が災いしていた

 

中国国家統計局がこのほど発表した、1-2月の主要経済統計が痛々しい。

 

第1に、小売業の売上高が前年同期比で、20.5%減少した。「新型コロナウィルス」(いわゆる「武漢肺炎」。以下、「新型コロナ」)の感染が拡大したので、ヒト・モノの移動が厳しく制限され、全国の工場や小売店・飲食店が休業を余儀なくされている。

 

第2に、工業生産は、前年同期比で13.5%の減少となった。市場予想は3%前後の減少であったこともあり、衝撃的な数字だ。

 

第3に、固定資産投資は、前年同期比で24.5%減少した。市場では、2%減が見込まれていたが、この落ち込み様は予想できなかっただろう。

 

 

怪しい統計と、背景にちらつく経済危機

これらの景気悪化は直接的には「新型コロナ」に起因することは間違いない。だが、それ以前からすでに、中国経済は危機に立っていた。

 

中国国家統計局が今年2月28日、2019年の国民経済の主要統計を発表している。この数字が、すでにいろいろな意味で"痛々しい"。

 

どういうことか。国内総生産(GDP)を見ると、19年は名目99兆865億元(約1510.1兆円)で、前年比6.1%成長だった。当局としては、「6%成長」を死守した形だ。しかし、GDPの内訳である「消費」「投資」「純輸出(輸出―輸入)」の伸び方を見ると、無理やりな数字を出している印象は否めないのだ。

 

具体的に見てみよう。まず「消費」は、インフレなどの影響を考慮しない名目値で見ても、マイナス16.5ポイント下落している(19年が57.272兆元、18年が68.604兆元)。米中貿易戦争や「アフリカ豚コレラ」(ASF)などにより、それなりのダメージがあっただろう。

 

しかし「投資」の項目を見て、驚く。なんと6.0ポイントのプラスなのである(19年が30.915兆元、18年が29.170兆元)。近年、投資はずっと右肩下がりであった。そこに追い打ちをかけるように消費が激減し、人々が買い物をしなくなったにもかかわらず、なぜ投資が"復活する"のだろうか。

 

数字をいじっているか、あるいは数字達成のため、誰も使わないインフラやマンションを急ピッチで開発しているのだろうか。

 

さらに注目したいのは「輸出」である。18年は輸出と輸入の差し引き額が-7.743兆元だったが、19年は10.900兆元とプラスに転じた。18.643兆元も増加している。貿易戦争が激化している中で、純輸出が"劇的な復活"を遂げるようなことが、本当にあり得るのだろうか。

 

実際は、消費が16.5ポイントも減っているのであれば、投資需要もそれ相応に減るはずだ。また、消費の源泉になっている輸出での儲けも、かなり減っているはずだ。6%成長などというのは本来、「夢のまた夢」というのが、実情ではないだろうか。

 

いずれにせよコロナ騒動がある前から、中国は目を覆うばかりの経済停滞に入っている可能性が高い。

 

 

"経済音痴"のツケ

こうした中国経済の苦境は、「米中貿易戦争」や「疫病」など、外部要因だけによるものとはいえない。習近平政権の経済・金融政策にこそ問題の本質が潜んでいるのはないか。

 

習近平・国家主席は2012年11月、総書記に就任以来、これまでの「改革・開放」のトウ小平路線を完全に捨て、「第2の文化大革命」を始めた。経済的な自由よりも政治統制を優先したので、経済成長が難しくなったと考えられる。

 

また、国家主席は慣例では、経済は首相に任せていた(江沢民─朱鎔基体制、胡錦濤─温家宝体制)。現政権であれば、李克強に任せるはずであった。ところが、習主席が李首相の権限を奪い、権力を集中させた。そのため、経済に明るくない習主席の意向で経済・金融政策が行われている。

 

とりわけ、2015年に習近平政権が導入した「混合所有制」では、活気のある民間企業とゾンビ、あるいはゾンビまがいの国有企業を合併させた。当然、民間企業のトップは利益を最大限にする努力をやめている。どのみち、大半の利潤を共産党に吸い上げられてしまうからである。

 

同時に、習近平一極集中体制を作るため、「反腐敗運動」という名の下、優秀な人材を何十万、何百万も政治的に葬った。そのため、多くの官僚達がヤル気を喪失し、活躍する場を失っている。彼らは嵐が過ぎ去るのをじっと待っている観がある。

 

更には、習近平政権下、政治がむやみに経済に介入するので、金融市場・株式市場・不動産市場が歪み、いわゆる「神の見えざる手」がほとんど作動しなくなった。中国共産党は自らを"神"だと自認しているから、マーケットに任せることができないのである。そのため、かつての社会主義国同様、需要と供給のバランスが崩れ、資源が適正に配分されていないのではないか。

 

もちろん、必ずしも資本主義が素晴らしいというわけではない。しかしすでに、社会主義国が上手く行かないのは、歴史的にほぼ証明されている。

 

拓殖大学海外事情研究所

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~2005年夏にかけて台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。2011年4月~2014年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界新書)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連書籍】

『中国発・新型コロナウィルス感染 霊査』

『中国発・新型コロナウィルス感染 霊査』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月16日付本欄 「新型コロナは日本発」 中国暴論の裏にクーデターの影!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16921

 

2020年3月7日付本欄 中国を襲うバッタ集団、日本の面積の3倍に……!?【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16900


宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(5) 出版した文春は恥ずかしくないのか

2020年03月25日 06時07分05秒 | 日記

宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(5) 出版した文春は恥ずかしくないのか

宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(5) 出版した文春は恥ずかしくないのか

 

 

宏洋氏がこのほど、書籍『幸福の科学との訣別』(以下、宏洋本)を発刊した。本欄では、同著に多くの嘘があることを指摘してきた。

 

そもそも、大手出版社である「文藝春秋社」が、裏取り取材もせず、なぜこのような嘘だらけの本を出版したのか。あまりにも杜撰な内容なだけに、首をかしげたくなる。

 

『「文春」の報道倫理を問う』

『「文春」の報道倫理を問う』

大川隆法著

幸福の科学出版

大川隆法・幸福の科学総裁は3月17日、この書籍の発行責任者である同社の新谷学(しんたに・まなぶ)・「週刊文春」編集局長と、中部嘉人(なかべ・よしひと)社長の守護霊を呼んで、霊言を行った。

 

2人の守護霊は、宏洋本出版の背景について、驚くべき告白をした。

 

この霊言を収録した『「文春」の報道倫理を問う』は、全国の書店で発売中だ。

 

 

「商業的には出したほうが勝ち」と語る新谷氏守護霊

最初に出てきた新谷学・「週刊文春」編集局長の守護霊は、自身が発行責任者を務めた宏洋本について、裏取り取材もせず、宏洋氏の言葉だけでつくったことについて、「基本はそうですね」と認めた。

 

また、ゴーストライターが書いた部分も相当あることを認めた上で、「社員の場合は、自分の名前で書いたら"クビが飛ぶ"からね。社員を護るために、フリーのライターをいつでも切れるようにしてあるんだから」と、制作段階から逃げに入っていたことを明かした。

 

さらに、新谷氏守護霊は、「(宏洋氏)は、鷹揚だからね、こちらが自由に書いて、それを見ても、『まあ、いいんじゃない?』みたいな感じで通すからね」と、杜撰な形で宏洋本をつくったことを認めた。

 

その上で、宏洋氏が妄想を膨らませるタイプの人物であり、本の内容が「微妙なライン」だったことを認めつつ、「『商業的』には出したほうが勝ちなんだよ、儲かるから」と本音を語った。

 

 

女性を「お茶汲み」扱いする中部嘉人・文藝春秋社社長守護霊

次に現れた文藝春秋社の中部嘉人社長の守護霊霊言では、「女性蔑視」の考えを持っていることが明らかになった。

 

中部社長守護霊は、作家を育てていく中で、「女子の編集者っていうのは、みんな、"キャバクラのいい代わり"なのよ。『原稿を取りに行く』と称して、先生を遊ばせるのが仕事であったのよ」と語った。

 

さらに、ホテルに缶詰めにしている作家のもとに原稿を取りに行く際、「女性の編集者が行って、『先生、どのくらい進んでますか?』って言って、読ませてもらおうみたいな感じで、差し入れしたり、ご飯を持っていったりして接待して、(中略)こういうふうにして、書かせなきゃいけない」と指摘した。

 

この霊言に先立って13日に収録されていた霊言でも、中部社長守護霊は、何度も女性を「お茶汲み」呼ばわりし、経理出身の社長らしく、経費のことばかりを心配。給料の高い女性社員の「クビを切りたい」「給料を下げたい」という本音を明かした。

 

 

嘘をついて騒いだ女性問題について、事実上の「敗北宣言」

宏洋氏のみならず、「週刊文春」も以前、大川総裁に女性問題があるかのような嘘の記事を出したことがある。中部社長守護霊の「常識」からすれば、年間100冊を超える書籍を出している総裁が"接待"を受けていないことは信じられないらしい。

 

宏洋氏、文春ともに、これまでさんざん騒ぎ立ててきた嘘の女性問題について、宏洋本では一行、「実際に不貞行為を行なっている現場を目にしたことは、残念ながらありません」と、事実上の「敗北宣言」を出した。

 

なお、幸福の科学は今月17日、宏洋本によって名誉が傷つけられたとして、同書を発行した文藝春秋社と宏洋氏に対し、5500万円の損害賠償及び出版の差し止めを求める名誉毀損訴訟を東京地方裁判所に提起している(2020年3月17日本欄「幸福の科学が宏洋氏著書『幸福の科学との訣別』について名誉毀損訴訟を提起」参照)。

 

 

文春は出版社として恥ずかしくないのか

宏洋氏はこれまで自身のYouTubeチャンネルにおいて、台風時に奇声を上げながら公園の水たまりで泳いだり、幸福の科学の根本経典「仏説・正心法語」を玩具のめんこに見立てて、障害者手帳を持つ人物と共に床に叩きつけたり、常軌を逸した悪ふざけを行ってきた。社会常識を欠いた「危険人物」と言える。

 

一方の文春側も、かつて「文春砲」と言われた「週刊文春」の部数が30万部を切るなど減少傾向にある。ネットで記事を切り売りしているが、苦しい状況だ。

 

ただその苦境は、宏洋本が象徴するように、事実に基づかない妄想・空想を本や記事にして個人や組織を傷つける、出版社としての道を外しても恬(てん)として恥じない体質が災いしているのだろう。

 

文藝春秋社は、出版社として恥ずかしくないのか。

 

新谷氏と中部社長の守護霊霊言では、以下の論点にも触れられた。

  •  記事の内容で訴えられていることについてどう考えているか。
  • 「嘘も100回言えば……」と語る新谷氏守護霊。
  • 「信仰」と「洗脳」の違いが分からない新谷氏守護霊。
  •  新谷氏守護霊が「超えたい人」とは誰か?
  •  新谷氏の処分を考え始めている、中部社長守護霊。
  •  マスコミの「原動力」になっているものとは?
  •  週刊誌が見出しにする「人が反応するもの」とは?
  •  宏洋氏と新谷氏の、ある「共通点」について。

 

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

 火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

 http://map.happy-science.jp/まで。

 

【関連書籍】

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

『宏洋問題の「嘘」と真実 ─徹底反論座談会1─』

幸福の科学総合本部 編 幸福の科学出版

 

『「文春」の報道倫理を問う』

『「文春」の報道倫理を問う』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

『人はなぜ堕ちてゆくのか。』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

『宏洋問題を斬る』

『宏洋問題を斬る』

幸福の科学総合本部 編 幸福の科学出版

 

『宏洋問題の深層』

『宏洋問題の深層』

幸福の科学総合本部 編 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2020年3月14日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(1) 大川総裁に関する「虚言攻撃」の誤り

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16912

 

2019年12月27日付本欄 常軌を逸している宏洋氏の動画の「毒水」(1)──目撃したことがないのに「女性問題」を語る

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16633

 

2019年8月2日付本欄 長女・咲也加氏が明かす「大川隆法」(1) 宏洋氏の「総裁像」とのギャップ

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16103

 

2019年7月2日付本欄 千眼氏との結婚を強要された? 【宏洋氏の嘘を検証する(1)】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15973


「イスラム国」制圧から一年

2020年03月25日 06時05分39秒 | 日記

「イスラム国」制圧から一年 【これだけ知っトクNews(3月24日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

  • (1)「イスラム国」制圧から一年
  • (2) 信金が休眠口座の管理手数料を導入
  • (3) 東京五輪、7月24日の開幕は延期